あずきの試写室

2005年03月04日(金) 「ビヨンドtheシー」

ケビン・スペイシーが10年の思いをこめて
制作・監督・主役を務めた作品だけあって、
その情熱が観ているこちらにも伝わってくる
作品に仕上がっていました。
とにかく、あの歌声にはびっくり。
実際のボビー・ダーリンの歌声は
知らないのですが、きっとこんな感じに
違いないと思わせる説得力。
さすが10年だてじゃないですねー。

1960年代・70年代。
今のようなライブハウスに出ることではなく、
高級クラブで歌うことがステイタスだった時代。
ボビーの夢はコパカバーナのステージ。
バックバンドやコーラスを従えて
歌う姿は、ポスターにもなっている
奥さんサンドラのうっとりした眼差しも
納得です(とっても気に入ってます<ポスター)
サンドラが16歳でお嫁さんになったのにはびっくり。

伝記物というわけだからというのではないですが
ちょっと先日観た「ピーター・セラーズの愛し方」を
思い出したところも。
といっても、ピーターのファンというより
1人の俳優として演じきっているジェフリーと違って、
ケビンはもう愛情たっぷりという感じ。
本人の写真を見ると似ているところもすごいですね。

ケビンの愛情が詰まっているものの
地味な作品であることは否めなく、
「レイ」のようにオスカーを受賞
なんて機会に恵まれなかったけれど、
ボビーを知らない世代にも
ああこういう人がいたんだ!と知らせたい
という思いはびしびし伝わってきました。

今日MTVのランキング見ていたら、
映画の10位内には入っていなかったものの、
サントラの10位に入っていましたー。がんばれ!


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