2003年02月20日(木) |
起きられなかった一日。体が重い。 |
今週のSPA!(2/25号)で、鴻上尚史の連載 「ドンキホーテのピアス」が印象に残った。
簡単に言うと、 人間の結びつきとして 直接会う、電話での肉声>インターネット という当たり前になっている前提は本当だろうか、ということだった。
「直接会うことが、一番生々しいのではなく、 自分が生々しいと思うことが、 一番生々しいのです」 と彼は書いている。
ある人がインターネットの不特定多数に向けて語りかけるのは、 周囲の特定多数に絶望しているからだ。 しかし、「私が住む共同体以外の場所に、 私を分かってくれる人がいる」という考えは矛盾している。 なぜなら・・・は来週に、と終わっていた。
基本的に、 インターネットという場所は匿名だから信用できない。 しかしそこが完全に虚の世界かと言われたら、 そうでもないように私は思うのだ。
最近手紙日記を書くようになって、 嘘を堂々と書けるのはこんなに楽なものかと自分で驚いた。 「フィクションでいいんだ」と思えば思うほど、 自分の内面にあったものが出るわ出るわ、という感じ。
(文章は拙くて申し訳ないです)
いろいろな伝え方があると思う。 ただ、 「これはほんとの私じゃないの、あなたにだけは分かって欲しいの」 という気持ち悪いことを考えるのを 最近はやめたんだ。
そうよ。 王子に直接会えなくたって、 王子は確かにいるんだわ。
|