「やりがいのある仕事をしています」「文章を書くのが得意です、好きです」という内容をしばしば日記に書いているが、実は仕事について、自分について、少しも自信が持てずにいる。自分はとても中途半端だと思う。洋服が好きだけれどおしゃれなわけではない。本が好きだけれどあるレベル以上の学術書は、意味がよく分からない。映画は見るけれどマニアではない。一体、自分には何があるのだろうといつも考えながら過ごしている。
彼氏もいない。振られてばっかりだ。3年も彼がいないなんて、ちょとおかしいんじゃないか。お腹のあたりが太っていたり背が大きくて猫背だったり、人より鼻が低かったりすることだけが原因ではないはずだ。「そういう、自分に自信がないところがだめなんだよ」と昔はよく言われたから、最近は「かわいいね」と褒められたら「そんなことないよ」ではなく「ありがとう」と答えているし、太っても気にしないで楽しく食べて生きているつもりだ。それでも、最後の最後のところで、頭の隅の隅で「こんな私ですみません」と思ってしまうことがある。
上記のようなことを書いているウェブ日記を見つけるたびに、憤りを感じてきた。「大丈夫だよ」と慰めて欲しいんでしょ? ふざけんじゃないわよ、と思った。みんなそんなの前提なんだから、それでも日々過ごしているんだから、わざわざ書くなよ、と。でも今日は書いてしまった。慰めて欲しいのだろうか。
ひとりで一日家にいたから、余計なことを考えたのかもしれない。花粉症はひどくない日だった。
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