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2005年05月28日(土) 不思議な偶然

土曜日の夜に、どうしても音楽に助けてほしくて、新宿のタワレコでジョナサン・リッチマンのCDを買った。それと、久しぶりに前の彼の書いている文章を読みたいと思ったので彼が文章を書いている雑誌を買って、ずっとだるい体を引きずって家に帰った。

帰宅後、その前の彼から「今馬場にいるからごはんでも食べよう」と電話がかかってきた。誕生日に私が入浴剤を贈ったお礼だという。

石田千もエッセイでそんなことを書いていたが、不思議な偶然は重なるものだ。誰かのことを考えていた時に、ひょいとその人に出くわすことが多い。



日曜日のお昼ご飯を、家にあったもので適当に作って一緒に食べた。彼はたまご焼きとビールがほしいと言って、わざわざ近所のスーパーまで買いにいった。一番いいたまごを買ってきてくれたおかげで私が作ったたまご焼きはいつもより鮮やかな黄色に仕上がった。おいしかった。

コロナビールにライムを入れて飲んだ。本当は、村上春樹みたいなおしゃれな日曜の午後になるはずだったのに、ライムが熟れていなかったせいでうまく絞れなくて、仕方がないので彼は果肉をそのままビールに突っ込んでいだ。彼のグラスの惨状を見て、おかしいので大笑いした。昼間からビールを飲むってけっこういいなと思った。

ジョナサンリッチマンの話をしたら、リッチマンがモダン・ラヴァーズというバンドでヴォーカルをやっていたころ、70年代の時代背景と、どんな音楽をやっていたか、この曲がいい(『アイム・ストレイト』のあとに『ロードランナー』を聞け)、というのを解説してくれた。



帰り際にハグしてもらった。「れいちゃんがんばれ!」と言われた。「がんばれって何?」と聞いたけど教えてもらえなかった。記憶というのはすぐに消える。だから、こうして書いておくのが趣味になった。記憶でも何でも、これからはうまく使って楽しい毎日を過ごしたい。



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