君の 手がなくなって 足がなくなって 顔がめちゃめちゃに崩れて きれいな鼻も目もなくなって そのせいで体中がぶくぶくにふくれて そのショックで悪い薬を濫用して もとの面影がないくらい退廃した性格になって 「放っておいてくれ」と100回くらい言って 病床でもあの人をずっと思っていて 文章が一文字も書けなくなって 本も読めなくなって 触ってもらえなくなって 最後には私のことを忘れてしまっても それでも私はあなたから離れない 離れられない 夜中に眼を閉じたら、 激情が溢れ出てきた 恋愛に翻弄されるような 人生がまた来るだろうか 私にも
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