帰ったら冷蔵庫にケーキの箱があった。 母親が改装したデパートのオープンで、1時間半も並んで買ってきたシロモノだった。 改装の売りはお菓子売り場で、当県ではどこも扱ってなかったケーキとか和菓子のお店が入ったらしい。 ただ、母は別に何処のメーカーが目当てというわけでもなく、地元に新しいものが入ったというもの珍しさから出かけたみたいだ。 目新しいものはいち早く見とかなきゃと、そういうバイタリティーを母親は結構持っている。 そのくせ、旅行や遠出のドライブは疲れるからとしたがらない。 車の宣伝の「物より思い出」ならぬ、「思い出より物」につられる単純さがある。
最近はいい距離を置いた家族関係をむすんでいると思う。一人一人の病気が出なければね。やはり、夏過ぎた秋の寂しさを肌に感じているのかどうか、それはわからないけど。
家族って守るものだと思う。 それは、支配されるされないという次元の問題じゃない。守られてるから対等の関係じゃないとか、守ってる側のおごりとかいう関係とは別物。
大切にしたいという至上の宝物という意味で守りたいってこと。 (それが金銭的ものから守りたいとか、社会的ものから守りたいとかであってもね) それが守るという側のエゴであったとしても、素直に守られる身になるのを自分で許すこと。それが家族かもしれない、、、、また説明不足のひとりごとです。
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