続・無気力童子の紙芝居
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フィクションです。空想のおはなしなのでご注意ください。
うちのクラスの女の子にSちゃん(仮名)がいます
お勉強がよく出来て、自分の考えははっきりと主張します。 しきりたがりで、物事が筋道どおりに進まないと機嫌が悪いのです。 やや協調性にかけるようで、また頭がよいのも災いして あまり友達はいません。 しかしながら、周囲の子供のことを見下しています。
Sちゃんは、友達がいないので先生に媚を売ります。 目はぱっちりとしていますが、真っ黒で剛毛の天然パーマ、日に焼けた素肌 あまりあたしの好みではないんですよね。それはそれとして。 「にゃん★にゃーん★」などと可愛い子ぶってネコのポーズを決めてみても 周囲からは「なにそれ…」 「S、お手伝いするにゃん♪」と上目遣いで言われても ついつい「外で遊んでおいで」といってしまいます。
そんなSちゃんの新しい席は 大好きな男の子の隣です。 誰も呼んでいないようなだっさいあだ名で彼を呼び、まわりは引いています。 毎時間彼を見つめては話しかけたり 気を引く為に必死です
正直吐き気がします
でもそれは 自分に似ているからかもしれない そうおもったら もっと吐き気がしました
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