続・無気力童子の紙芝居
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あたしにとって何よりの薬になるのは言葉だと ある理解ある友人が言う。
私の病気は、その人が言うように、言葉がとてもよく効いて その人の言葉でたちどころに治ってしまったこともある。
あたしに足りないのは言葉だ。
他者とのかかわりを曖昧にしすぎたのだ。 全ての意志は空気を振動させて伝わっていく それが理想だけれど 言葉に、あるいは文字に書き換えなければ真意は伝わりにくい。
あたしが使う言葉は、多くの人に伝わらない。 イメージをできるだけ細密に伝えようと思うが いかんせん抽象的な事象や精神哲学ばかりなので 言語の捉え方一つが違っても、受け手には歪んで伝わってしまう。
理想を求めるがゆえに、 おそらくは理想がかなわないことを信じたくないために はたまた単なる思い込みから あたしは他人との対話によるコミュニケーションを怠った。 そのことが最大の失敗であるし、もしかしたら自ら背負ったものかもしれない。
とある少年に言われた 「誉められ足りない悲しい女」 驚いたね、あぁ全くそのとおり。 結局そういうことか。認められることが生きる上でかなり重要なんだ。 あたしが何を決意しようが背負おうが 結局は負け惜しみ ただの寂しい一人の女なのか…気持ちが悪い。
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