続・無気力童子の紙芝居
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2005年11月29日(火) 言葉が薬

あたしにとって何よりの薬になるのは言葉だと
ある理解ある友人が言う。

私の病気は、その人が言うように、言葉がとてもよく効いて
その人の言葉でたちどころに治ってしまったこともある。


あたしに足りないのは言葉だ。

他者とのかかわりを曖昧にしすぎたのだ。
全ての意志は空気を振動させて伝わっていく それが理想だけれど
言葉に、あるいは文字に書き換えなければ真意は伝わりにくい。

あたしが使う言葉は、多くの人に伝わらない。
イメージをできるだけ細密に伝えようと思うが
いかんせん抽象的な事象や精神哲学ばかりなので 
言語の捉え方一つが違っても、受け手には歪んで伝わってしまう。

理想を求めるがゆえに、
おそらくは理想がかなわないことを信じたくないために
はたまた単なる思い込みから
あたしは他人との対話によるコミュニケーションを怠った。
そのことが最大の失敗であるし、もしかしたら自ら背負ったものかもしれない。



とある少年に言われた
「誉められ足りない悲しい女」
驚いたね、あぁ全くそのとおり。
結局そういうことか。認められることが生きる上でかなり重要なんだ。
あたしが何を決意しようが背負おうが 結局は負け惜しみ
ただの寂しい一人の女なのか…気持ちが悪い。


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