続・無気力童子の紙芝居
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この頃は仕事がちっともはかどらなくて困っています
机に向かっているとき 運転しているとき ふっと 意識が 空気と交じり合う
ぼーっとする とは違う何か ゲル状の意識が 同じくゲル状の空気と 渦を巻く どぎついムラサキとキミドリのマーブル模様を描いて広がる 意識の 拡散 わたしの思考が 飛散
目と耳の間にある管から 植物のようにつるが伸びて 緑色の 細いつるが 触覚のように 空を目指す
触角の先が触れた空気に 波紋が走る 空が割れて 透明なかけらが降ってくる
あぁ 今日も わたしの速度がわからない
空気は冷たいのに 手足は冷えているのに 頭の中身と触覚は ねっとりと生温い
散らばったわたしが 早く戻ってくるといい
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