罅割れた翡翠の映す影
目次過去は過去過去なのに未来


2001年08月27日(月) 大好きなひと。 缶太郎

好きなひと、いないわけじゃない。
大好きだよ、でも伝えられ無い。
いつも一緒に居られる訳じゃないし。
何より、怖い。
傷付けてしまいそうで。

普通の人が軽蔑するような事してたって事知っても、普通にいてくれた。
泣きそうになった時、抱き締めてくれた。
泣いてしまう事は出来なかったけれど。

優しさに、甘えてしまいたくない。
道化の仮面が崩れてしまいそうだから。
それでも、甘えてしまいたい自分の感情がある。
相手の余裕もわからないのに。

彼の器が足りなければ、確実に僕は彼を壊してしまう。
裏切られた、なんて決して思いたくない言葉が浮かんでしまう。
それは、絶対に嫌だ。

だから、彼に思いなんて伝えない。
道化は道化のまま。
ただ偶にそばにいられるだけで…。

頭、撫でてくれた。
抱き締めてくれた。
話を聞いてくれた。
忘れない。
いっぱいの事忘れてしまったけど。
今度は無くさないよ?

臆病だね、僕は…。


Jade |MAILBBS

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