anxious for Heaven鳥かごなんて、最初からなかった。 |
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2004年03月07日(日) | 涙の数。 |
今日で冬寿とは離れてしまう 次に会えるのは2ヵ月後の予定 ホワイトデーのプレゼントに 財布を買ってくれる、と彼は言う いろいろ見て回ったけれど 気に入ったものが少し値が張ったりして 結局いらないよ、気持ちだけでいい そう言い張った 早めに空港について 屋上から飛行場を眺めていた 寒くて誰もこない中で 一番端でひっそりとキスをした 額をくっつけあってぼろぼろ泣いた お互いに涙をこれでもかと流した 彼をモノレールの駅まで送っていき 手を振って別れた 振り向くのが嫌だったから早足で歩いた 一瞬だけ後ろを振り向くと 改札の向こうでこっちを見ている彼がいた 搭乗口に向かう長い通路で 下を向いてまたぼろぼろ泣いた 数年分泣いたんじゃないか そう思えるくらいにぼろぼろ泣いた 目が真っ赤に腫れ上がってしまったから 売店に寄ることもできなかった 飛行機の中でも目を閉じて泣き続けて だけど福岡の街の灯りが見えてきたとき すっと現実に引き戻された これは夢だったの 10日間の夢だったの 今からが現実 会えないのが現実なの 現実に帰るだけなんだから 今までに帰るだけなんだから 泣かなくていい また会える きっと会える 家に着いてからは普通だった 普通に家族と話し 彼氏の帰宅を知って少し電話し おやすみなさいと言って電話を切る きった瞬間また少し泣いた 今日は涙の数が多すぎる。 だけどありがとう。10日間をありがとう。 すごく楽しかった、すごく幸せだった。 寂しかった、辛かった、妬けた、そんなこともあった。 だけど、会いにきてくれた。二度も会いにきてくれた。 5日間も一緒にいてくれた。遠いところからきてくれた。 こんなに長く一緒にいられる時間は、きっと、しばらく、ない。 でも次に長い期間一緒にいられるときは あなたの家で、あなただけのために食事を作ります。 夜は、今度はまったりと手を繋いで眠りましょう。 そんな日が早く来るように、二人で頑張りましょう。 |
一緒にいられると思ったのは たぶん、間違いじゃない。 |
written by:Kyo Sasaki ☆メール☆ |
かこ : りすと : みらい |
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