anxious for Heaven鳥かごなんて、最初からなかった。 |
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2006年11月02日(木) | |
随分と目上の相手との面談に、緊張した面持ちを浮かべて スーツ姿で助手席に座る冬寿を見て、何となく思った 自分が人を恐れなくなったのは、いつからだろう? 恐いもの知らずだよね、と評されるのは昔からだったけど その『昔』がいつを指すのか、もう忘れてしまった 恐いもの知らず、なのかなぁ…と不思議に思う 確かに、相手が誰であろうと、その『立場』に怯むことはないし 間違ったことであれば、立場など全く弁えずに立ち向かうけれど (その典型が、フルスモークのクラウンから恐面を引きずり下ろしたり 自らの会社の社長に喧嘩を売ったりしていたことだろうなぁ ちなみに前者は交通マナーの問題だったのであしからず) それは『立場』という則を恐れないだけのような気がする であれば、その、生身の人間の纏う『性質』に対してはどうだろう 『立場』という装束を剥ぎ取った、その裸身にも等しい 人間、というものに対してはどうなんだろう やっぱり 恐れてはいない気がする 距離、あるいは壁を感じることはあっても それを意識して、自らの領域に踏み込ませない と同時に、相手の領域に足を踏み入れない そんなことはあっても 恐れるだとか、怯えるだとか そういう感情を抱くことは、もう長い間経験していないし これからもきっと、ないんだと思う それを『恐いもの知らず』というのかなぁ 人間に対して、好きか嫌いかという感情は持っても その人間性だとか、思惑だとかそういうものに 恐じ怯える必要を感じないのは 無頓着だから、だろうか 無関心だから、だろうか なんだろうなぁ 誰かの思惑は、自分にとってはあくまで『他人のもの』で 自分を振り回す対象として相応しいのは 自分の思惑でしかない、と 心のどこかで頑なに信じ続けている たぶんそれも、18歳あたりから 自分が恐いのは『自分自身』でしかないし その自分というものが、外部からの思惑で作り上げられていても 一対一で向き合ったときに、何ら恐怖も怯えも感じないのは たぶん、『それが群れを為したとき』が恐いだけだから、かな だから人混みが嫌いなのかも(あれ?違う?) 緊張感全開オーラを漂わせる、傍らの人を見て 何となく、そんなことを思ったり たぶん、すごく偉い人と対面したりしても 全然何も変わらないと思う、自分w 口調くらいはTPOを弁えはするけどさ (秘書時代に、そのあたりはキッチリやってたから抜けない) 妙に萎縮したり、逆に尊大になったりはしない、と思う (だから裏表がないとか言われるのか自分…) 開き直ってるのはもともとですから(゜∀゜) たまに思う 冬寿と半分ずつにすればいいのにな、と 帰宅したら、またそれはそれで 落胆したり後悔したりしているだろうから 梅酒でも準備して待っていることにしますw |
一緒にいられると思ったのは たぶん、間違いじゃない。 |
written by:Kyo Sasaki ☆メール☆ |
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