2001年10月07日(日) | 紙のノートから。詩みたいなもん。 |
ほんの5分前まで俺はやばかった。
何もかもにイラ立ち、何もかもに怖じ気づき、それが全く等身大の自分であるかのように感じてた。
実際、俺なんてそんなもんかも知れない。
今なら「そうだ。そんなもんだ。」って自分で言ってやりたい。
でも、7分前までの俺は、そんなことに耐え切れなかった。
正に何もかもにイラ立ち、何もかもに怖じ気づいた状態。
居ても立ってもいられなくなって、夜中にもかかわらず部屋の蛍光灯を点して、階段を降りて冷蔵庫からビールを持ち出してきて、
映画でも観ながらこの明け方までの時間を潰そうと思った。
明け方になると、眠くなって眠る。
昼夜逆転が始まった時のパターンだ。
TVをつけて、動きの悪くなったビデオデッキにテープを入れるのをためらいながら、チャンネルを1周させて、一番色がチカチカしているチャンネルで止めた。
ベッドにあぐらをかいて、意味もなく目を強く見開いてみる。
いつも買うだけ買って中身はほとんど見ないファッション雑誌をめくる。
ふと、目に入った赤色の細いジーンズが格好よく見えてくる。
近づけてよく見ると、格好いいなと思い描いた感じとは違った。
でも、こういうジーンズを買うためだけに働くのも悪くないなと感じ始める。
なんとなく開き直った感じ。
きっと、ついさっきまで飲んでいたインスタントコーヒーのカフェインと、持ってきたビールのアルコールが混じって気が変わったんだろう。
結局人間の頭の中なんて化学反応だろ?
田舎じゃせいぜい煙草とコーヒーとアルコールしか手にできないけど。
田舎の気弱な男が口にするのはその程度。
多分これからしばらくは、こういう気分の繰り返しが続くんだろう。
去年の夏の終わりがこんな感じだった。それでバイトを辞めたんだ。
今年は秋だ。
今度辞めるのはネットのコミュニティへの参加だ。
そろそろ、この紙のノートに戻ってきてもいい頃じゃないか?
一番自分がよくわかる気がするのは、このノートに書いているときだから。
いつも原因は人にはわからない。
んで、後々考えてみると自分でもわからない。
ただリセットしたい。
ゲームはおしまい。
でもよくわからないけど、こういう気分の嵐を乗り越えられたら、自分が少し成長するのかも知れない。
実際はわかんないけど、そんな感じの気分。
オヤスミ。眠くなった。