|
Land of Riches
Index|Before|After
| 2025年11月08日(土) |
Tokyo Adventure Line |
昨年末に手帳へ書いたウイッシュリスト100は途中で書き足しても良いと言われていました。 2月に言式の二人(梅津さん+橋本祥平さん)がプライベートの写真撮影で奥多摩を訪れた際、 立ち寄った卵道(読み方:ランウェイ)がとても美味しそうで、リストに追加しました。
古里(読み方:こり)駅前に卵道の本店はあります。二人が行った冬は閑散期でしたが、 11月の奥多摩は紅葉狩りのハイシーズン。11時の開店前から待機列ができ、2時間待ちにもなると 下調べでキャッチしていたので、本屋で500p超えのミステリー文庫本も仕入れていきました。
東京アドベンチャーラインは1時間に2本程度しか電車がないため、到着時刻の調整は難しく、 古里駅に開店前=10時半前到着から逆算したら、柏出発は普段の出勤よりも早くなりました。 店頭のウェイティングリストにはそんな到着でも片手の指に収まらない人数の先客がいました。 改札を急いで抜けた私が書いた後も電車客のみならず車やバイクツーリング勢が続々来訪。 長時間待機を覚悟しましたが、独りなのが幸いして開店時のカウンター最後の席に座れました。
メニューは異なる種類の卵を用いた3種のだしまき定食とプリンのみ。だしまき卵への付け合せは わさび漬け、練り梅、大根おろしから選べます。限定の烏骨鶏も開店勢なのでいけましたが、 初回なので基本のだしまき定食に練り梅をチョイス。だしまき卵がこんなに美味しいとは! カウンターで隣にいたのは4時間掛けて千葉県から来た(房総在住?)夫婦でしたが、 こちらも美味しいを連呼してました。それ以外言葉をなくすぐらいのレベルでした、本当に。 プリンもカラメルなしですが、苦にならないぐらい濃厚で最高の美味しさでした。
立川から先の青梅線は人生初。東京駅に直通する特快も来る青梅までは住宅街の趣でしたが、 短い編成に乗り換えた単線区間は山の間、多摩川の左岸を縫うように走っていき、こんな景色が 東京都内で見られるなんて…とアドベンチャーラインの愛称にふさわしい景色が広がります。 卵道を思いのほか早く退店できたので、古里駅の隣駅近い鳩ノ巣渓谷まで歩きました。車道を。
線路や道路は川よりかなり高い位置にあり、歩行者はほぼ皆無でしたが、トレッキングできる 靴でもなければ熊鈴もつけていない(奥多摩は警告ポスターが駅に貼られるぐらいナチュラルに ツキノワグマが出没している)私が車道を歩いたのは、結果として正解だったと思います。
駅から急な坂道を降りて(途中で鍵が閉まらない公衆トイレも使いつつ)川べりへ。 ほんのり色づいた木々と岩の間を流れる多摩川を鑑賞しました。澄んだ流れは自然の産物のようで 上流にダム(奥多摩湖)があるので、人間の手によってコントロールされている流量です。 この渓谷のみならず行きのホリデー快速(古里駅通過のためで私は見送り)から外国人観光客が たくさんいて、インバウンドの情報収集力に唸らされるのでした。ここから沢井駅まで戻って 澤乃井の日本酒を楽しんだのですが、こちらには日本人トレッカーが多く集まっていました。 直詰の小瓶を購入しましたけど、大人しくお猪口にしておけとセルフツッコミしてました。
飲みきれないのと混雑で澤乃井のガーデンを早めに離れ、飲みかけの瓶を手に上流へ戻る形で 御嶽渓谷を歩きました。ここは鳩ノ巣とは違ってほぼ舗装された道で歩きやすかったです。 私道を好意で通れている箇所もあるようで、野菜の無料販売もいくつかありました。 紅葉はもう1週過ぎてから来ると良い感じになるのではないかと見受けました。
立川駅で降り、パフェを食べようと検索したカフェのアップルパイが美味しそうに見えたので そちらに切り替えたのですが、これも良かったです。この物価高の時代に、パイと紅茶で 950円という価格も多摩ならではだったのでしょうか。非常に充実した1日でした。
2025.11.16 wrote
|