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 2025年11月01日(土)   walk-through 

ちばぎんカップ(2月上旬)以来のサッカー観戦は、まさかのルヴァンカップ決勝になりました。
今年レイソルがリーグ戦強くて、日立台のチケットはすぐに完売してしまい手に入らないのです。
(FC岐阜も荒木さんが離脱していたのもあって観に行く機会がなく…)

カップ戦決勝も毎年チケット争奪戦になります。先行で申し込んでバクスタ3階席を確保しました。
それなのにアイカサ(猛暑対策の日傘兼用折り畳みが増えていて助かりました!)の返却や、
国立競技場のゲートが分からず無駄に外周を歩く等で、開始まで30分切って到着する体たらく。
なかなか座れる席も見つからなかったのですが、シミズオクトのお兄さんが列中央の空席に対し、
片手の指では収まらない人数の観客に席詰めを依頼してくれたお陰で端に座れました。感謝です。

決勝のカードはレイソルvsサンフレッチェ、死去から3年経った工藤さん縁のクラブ同士。
サンフは初めて好きになった選手(柳本さん)の所属チームで、初めて見に行ったJクラブです。
同じチームに所属していた高木琢也さんも応援してました。あれから四半世紀以上が経過。
高木さんの息子・利弥さんでさえプロフットボーラー生活を終える程に歳月は流れています。

20世紀末は日本代表のワールドカップ『出場』が悲願で、私はそれに全てを捧げていました。
あの頃の代表に海外リーグの選手はセリエAの中田英寿さんしかいませんでした。
今や代表は海外組がズラリで、Jリーグはステップアップあるいは帰還の場となっています。
そのJリーグだって、J1だと昔の映像…相馬さんのクロスがスローVTRにしか見えないくらい、
スピードも強度もボール扱いのテクニックもレベルアップしています。今回の決勝も、私の目には
ファイナルに相応しい締まった好ゲームに映りました。直近でよく見ていたフットボールが、
船山さんが苦闘していたJ3ラインメール青森のどうしようもないものだったのもありますが。

レイソルはリカルド・ロドリゲス監督の指導によりポゼッション率の高い洗練されたサッカーを
展開してリーグ戦上位にいますが(直近の横浜FC戦は仲間さんのゴールで劇的逆転勝ちでした)
監督が好んで起用するメンバーはさほど身長が高くないという弱点を抱えています。
自覚はあって、極力ゴールラインを割らせないようボールを諦めず良く追ってもいました。
しかし、CKは与えずとも、広島の繰り出してきたロングスローからのヘディングで失点。
GKを複数人で抑えれば空中戦に勝てるという必勝法により大きなビハインドを背負うのでした。

前半だけで更に東さんの見事すぎる直接FKが決まり(これは単純にキッカーがうますぎた)、
更にアディショナルタイムにロングスロー起点の3失点目。実質これで決着がついてしまいました。
後半からは細谷さんや仲間さんといったアタッカーを投入した柏でしたが、タイトル確保までに
もはや無理する必要もなくなったサンフの守備を破るのは容易ではありません。そんな状況でも、
相手を引きずるようにゴールへ迫り一矢報いた背番号9には、細谷さんが今季から覚悟を決めて
その番号=北嶋さん→工藤さんの系譜を背負った覚悟を感じて、胸が熱くなりました。
己が何者か知っている人は強いのです。監督は鹿島ユースOB垣田さんがお気に入りのようですが。

表彰式は見ずに飛び出して、まともに摂ってなかった食事を求めて東京ドームシティへ。
刀ミュコラボフードをヤケ食いしようかと思ったのですが、1食目のblueing提供10品目の
ちらし丼で2枚ついてくるノベルティブロマイドの1枚が長谷部だったので何かを感じて撤退。
休みが多い+美味しくないと審神者には不評の店ですが、休みが多いのはサッカーのライビュが
いろいろ組まれているから(ルヴァン決勝も当然やっていた)で、美味しくないのはメニューが
ちらし丼+かつおサラダと冷蔵庫で作り置きできる品だからだと気づくことができました。
(評判が高いのはオーダー後に作るケータリングのハンバーガーが多いですね)

隣駅の飯田橋まで歩いて、東京大神宮に参拝してから帰りました。ルヴァン決勝で時間の経過や
次世代への継承について考えさせられ、限られた人生で綺麗なものをたくさん見たいと感じた私。
紅葉が見られるスポットは熊も出るし…と思ったのですが、飯田橋の街路樹だって見惚れるくらい
美しく赤く染まるのだとも気づけました。視野を広く持てる余裕が一番大事ですね、本当に。

2025.11.2 wrote


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