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続いているもの - 2004年05月13日(木) 大学を出るときと転職するとき、R-CAPを2回受けたのですが、見比べてみると、自分がどういうことに興味を持っていてどういうことに満足感を得やすいのか、ちゃんと見えてくる。そのときどきの自分の状況に忠実に結果が変わっていってるのが何だかおかしいが(劣等感の塊だった学生時代には権力あるいは癒しに関わる仕事に関心を持っており、裁量の幅と背負う責任が大きすぎて仕事を持て余していた時期には単純作業や残業の少ない仕事に魅力を感じていたようだ)その中に、きちんと一貫性が見える。 見ているうちに、なんだか嬉しくなってきた。 ちゃんと私の中に、脈々と続いているものはあるんだな、と思うと。 ひとりでニヤニヤしていた。 心のひだの奥深くまで、見なくてもいいのかもと思う。 私は、考えるふりをしながら、自分を知ろうとしていなかったような気がする。本当は、殻に閉じこもり、自分を守ろう守ろうとしていたような気もする。そのために、いろいろなことを考えていた。ような気がする。 木を見て森を見ず、とはこういうことを言うのだろうか。 寝てばかりいた4年間に、もっと真剣に考えなければならなかったことだ。 自分の人生を投げて、いじけて、ぐれていたのだと思う。たぶん。 性格は、そう簡単には変えられない。 あれこれ屁理屈をこねて自分に言い訳する性格も、そう簡単には変わらない。人と話すときにすぐ緊張する性格も。 やっとやっと、真面目で真摯で、自分を当たり前に大切に出来る(ここ大事)、私が起き上がってきた。ような気がする。 長かった。ほんなこつ長かった。 寝すぎだよお前。 けど、こいつが寝ててくれたおかげで、たぶん私の人としての幅は少しだけど広がった。挫折を経験して、そこから立ち直れたら、きっと強くなるのだ。そうして精神的に逞しい人間になりたい。 -
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