Love Letters
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2003年02月25日(火) 感じる視線

 
 「今夜は早く寝なさい。」

 あなたに電話で言われました。



 『昨日の日記を見つけちゃったのかな?』

 一瞬、そう思いました。

 あなたは、
 
 私が、ここに書いていることを知らないはずだけれど…


 
 どうやら、そうではなかったみたい。

 あなたは、

 最近、私が忙しいのを気遣ってくれたようです。

 あなたの仕事の忙しさに比べたら、

 大したことないのにね。

 ありがとう。^^




 あなたに

 こんなことを言われました。


 「ドライブしている時、小夜子の視線を感じるんだけど?(笑)」


 ドキドキッ。^^;


 「そうなの?
  どこに視線を感じるの?」


 「横顔とか、ソフトチェンジする時の左手に…(笑)」


 うーん。確かに、私、見ているかも。^^;




 実は、好きなんです。

 運転している時のあなたの横顔。

 私を見てお喋りする時のあなたの顔なら、

 いつだって見ることができるけど、

 他のことに意識が集中している時の表情って

 なかなか見ることが出来ないでしょう。

 運転しているあなたの横顔を、

 隣からそっと見つめるのが好き。



 あなたの手…

 無意識に見ているのでしょうか?

 この、男性の手を見つめるという行為ですけど、

 これって、

 かなり意味深な感じがしません?^^;



 あなたの手は、

 男の人の割りに、綺麗です。

 日に焼けて、浅黒いけれど、

 指が長く、繊細な形をしている、と思う。

 あなたは手先が器用だけれど、

 それが、何となく現われている。



 船舶関係のエンジニアであるあなたは、

 設計の仕事をする時はいつも、その手を使う。

 その意味で、

 あなたの手は、

 あなたの知性を象徴するもの…



 そんな想いも重なるからか、

 それとも、

 あなたの手が、

 私の身体のすみずみまで良く知っているからなのか、

 私は、いつも

 あなたの

 浅黒い手によって、

 繊細で長い指によって、

 切ないほどの

 快感に導かれてしまう…



 運転しているあなたの手を見つめながら

 時々、こんなことを想っているなんて、

 恥ずかしくて…

 あなたには、とても言えません。^^;



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小夜子

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