Love Letters
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「今夜は早く寝なさい。」
あなたに電話で言われました。
『昨日の日記を見つけちゃったのかな?』
一瞬、そう思いました。
あなたは、 私が、ここに書いていることを知らないはずだけれど…
どうやら、そうではなかったみたい。
あなたは、
最近、私が忙しいのを気遣ってくれたようです。
あなたの仕事の忙しさに比べたら、
大したことないのにね。
ありがとう。^^
あなたに
こんなことを言われました。
「ドライブしている時、小夜子の視線を感じるんだけど?(笑)」
ドキドキッ。^^;
「そうなの? どこに視線を感じるの?」
「横顔とか、ソフトチェンジする時の左手に…(笑)」
うーん。確かに、私、見ているかも。^^;
実は、好きなんです。
運転している時のあなたの横顔。
私を見てお喋りする時のあなたの顔なら、
いつだって見ることができるけど、
他のことに意識が集中している時の表情って
なかなか見ることが出来ないでしょう。
運転しているあなたの横顔を、
隣からそっと見つめるのが好き。
あなたの手…
無意識に見ているのでしょうか?
この、男性の手を見つめるという行為ですけど、
これって、
かなり意味深な感じがしません?^^;
あなたの手は、
男の人の割りに、綺麗です。
日に焼けて、浅黒いけれど、
指が長く、繊細な形をしている、と思う。
あなたは手先が器用だけれど、
それが、何となく現われている。
船舶関係のエンジニアであるあなたは、
設計の仕事をする時はいつも、その手を使う。
その意味で、
あなたの手は、
あなたの知性を象徴するもの…
そんな想いも重なるからか、
それとも、
あなたの手が、
私の身体のすみずみまで良く知っているからなのか、
私は、いつも
あなたの
浅黒い手によって、
繊細で長い指によって、
切ないほどの
快感に導かれてしまう…
運転しているあなたの手を見つめながら
時々、こんなことを想っているなんて、
恥ずかしくて…
あなたには、とても言えません。^^;
小夜子
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