Love Letters
DiaryINDEXpastwill


2003年02月26日(水) オフィス・ラヴ

 
 大学を卒業してから、

 ずっと、仕事をして来ました。

 いくつかの恋もして来ました。



 けれど、

 一度も経験がないもの。

 それは、オフィス・ラヴです。^^



 私は、あまり要領が良い方じゃないから、

 仕事中は自分の任務に没頭してしまって、

 とても誰かに恋心を抱く余裕など、ないのかもしれません。



 もう1つの理由は、

 私は、

 とかく恋に関しては、

 他人の詮索をひどく嫌うということ。

 ギャラリーがいると思うと、

 気恥ずかしくて、

 自分の気持ちに素直になれないような気がします。



 実際、私が、都内の某大手企業で働いていた頃、

 社内では、

 純愛あり、結婚前提のお付き合いあり、

 不倫あり、永過ぎた春あり…

 さまざまな恋物語が渦巻いていました。

 そして、それらの恋物語すべて

 お昼休みの

 gossipyなお喋りのネタにあげられていました。(笑)



 私の課の先輩は、よくこんな風に言っていました。


 「ねえ、小夜ちゃん。

  社内恋愛には気をつけた方がいいわよ。

  社内恋愛中のカップルってね。

  自分達の恋は二人だけの秘密だって

  信じ込んじゃってるみたいなのよねー。(笑)

  社内の誰もが知ってるってことに、

  何故か、当の本人達だけは最後まで気付かないのよ。

  ところが、実際は、

  どっちからアプローチしたとか、

  最近危うい状況だとか、

  彼氏の方が社内で二股かけようとしてるとか、

  二人は昨夜、お泊りでエッチしまくりだったとか、

  みーんなバレバレなんだから…(笑)

  小夜ちゃん。

  私達は、そんな恋愛、絶対に避けたいと思わない?」

  
 恋愛経験豊富な彼女の言葉だったから、

 妙に説得力あったりしました。^^

 彼女曰く、

 オフィス・ラヴとは

 ランジェリー姿でお仕事をすることに等しいと…(笑)

 つまり、プライバシーがないってこと。



 そんな彼女の影響もあってか、

 ほんのりリスキーな香り漂うオフィス・ラヴには

 ずっと縁遠かった私。

 反面、ちょっぴり憧れもあったりして…^^



 一昨日のあなたとの会話


 「お互い忙しくて会えないと、

  あなたと同じ職場だったらいいなぁって思っちゃう。

  そうしたら、毎日あなたに会えるもの。」


 「小夜子、うちの会社に来るか?」← 口だけ(笑)


 「ねぇ。そしたら、私。

  あなた専属の秘書にして欲しいな。(笑)」


 「だけど、俺は、仕事中はどっちかっていうと、

  無愛想な方だと思うよ。(笑)」


 「うん。それでもいい。

  あなたの仕事してるとこ見れるし…

  給油室でこっそり、アフター5のデートに誘ってね。(笑)」

 
 「それは、喜んで。(笑)」




 昨日の朝、あなたからメール。オフィスからでした。^^



  タイトルは、「ゆうれい?」


  小夜子、おはよう。^^

  今朝、不思議な事があったよ。

  会社の男子の小用トイレは、センサーがついていて、

  最初に人が前に立った時と離れる時に、

  自動的に水が流れるようになっている。

  俺が、個室で大きい方の用を足していた(笑)時に、

  確かに水の流れる音が…

  でも、人が入って来た気配は無し。

  しかも、流水音は1回だけ…

  一体何だったんだろう?(笑)



 私からの返信。


  タイトルは、「うふふ。^^」


  おはよう。メール読みました。^^

  昨夜、話したでしょ。

  あなたと同じ職場で仕事してみたいって。

  だから、ちょっとだけお邪魔してみたの。

  あなたに見つかったら怒られると思って、

  すぐに帰って来ちゃったけどね。

  1回きりの流水音は私です。^^




 慌しい一日が始まる前の

 朝のコーヒーブレイク。

 あなたと私の間を行き来するお遊びメール。

 オフィス・ラヴは叶わないけれど、

 離れているからこその楽しみもあるよね。



↑エンピツ投票ボタン
My追加


小夜子

My追加