Love Letters
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大学を卒業してから、
ずっと、仕事をして来ました。
いくつかの恋もして来ました。
けれど、
一度も経験がないもの。
それは、オフィス・ラヴです。^^
私は、あまり要領が良い方じゃないから、
仕事中は自分の任務に没頭してしまって、
とても誰かに恋心を抱く余裕など、ないのかもしれません。
もう1つの理由は、
私は、
とかく恋に関しては、
他人の詮索をひどく嫌うということ。
ギャラリーがいると思うと、
気恥ずかしくて、
自分の気持ちに素直になれないような気がします。
実際、私が、都内の某大手企業で働いていた頃、
社内では、
純愛あり、結婚前提のお付き合いあり、
不倫あり、永過ぎた春あり…
さまざまな恋物語が渦巻いていました。
そして、それらの恋物語すべて
お昼休みの
gossipyなお喋りのネタにあげられていました。(笑)
私の課の先輩は、よくこんな風に言っていました。
「ねえ、小夜ちゃん。
社内恋愛には気をつけた方がいいわよ。
社内恋愛中のカップルってね。
自分達の恋は二人だけの秘密だって
信じ込んじゃってるみたいなのよねー。(笑)
社内の誰もが知ってるってことに、
何故か、当の本人達だけは最後まで気付かないのよ。
ところが、実際は、
どっちからアプローチしたとか、
最近危うい状況だとか、
彼氏の方が社内で二股かけようとしてるとか、
二人は昨夜、お泊りでエッチしまくりだったとか、
みーんなバレバレなんだから…(笑)
小夜ちゃん。
私達は、そんな恋愛、絶対に避けたいと思わない?」
恋愛経験豊富な彼女の言葉だったから、
妙に説得力あったりしました。^^
彼女曰く、
オフィス・ラヴとは
ランジェリー姿でお仕事をすることに等しいと…(笑)
つまり、プライバシーがないってこと。
そんな彼女の影響もあってか、
ほんのりリスキーな香り漂うオフィス・ラヴには
ずっと縁遠かった私。
反面、ちょっぴり憧れもあったりして…^^
一昨日のあなたとの会話
「お互い忙しくて会えないと、
あなたと同じ職場だったらいいなぁって思っちゃう。
そうしたら、毎日あなたに会えるもの。」
「小夜子、うちの会社に来るか?」← 口だけ(笑)
「ねぇ。そしたら、私。
あなた専属の秘書にして欲しいな。(笑)」
「だけど、俺は、仕事中はどっちかっていうと、
無愛想な方だと思うよ。(笑)」
「うん。それでもいい。
あなたの仕事してるとこ見れるし…
給油室でこっそり、アフター5のデートに誘ってね。(笑)」
「それは、喜んで。(笑)」
昨日の朝、あなたからメール。オフィスからでした。^^
タイトルは、「ゆうれい?」
小夜子、おはよう。^^
今朝、不思議な事があったよ。
会社の男子の小用トイレは、センサーがついていて、
最初に人が前に立った時と離れる時に、
自動的に水が流れるようになっている。
俺が、個室で大きい方の用を足していた(笑)時に、
確かに水の流れる音が…
でも、人が入って来た気配は無し。
しかも、流水音は1回だけ…
一体何だったんだろう?(笑)
私からの返信。
タイトルは、「うふふ。^^」
おはよう。メール読みました。^^
昨夜、話したでしょ。
あなたと同じ職場で仕事してみたいって。
だから、ちょっとだけお邪魔してみたの。
あなたに見つかったら怒られると思って、
すぐに帰って来ちゃったけどね。
1回きりの流水音は私です。^^
慌しい一日が始まる前の
朝のコーヒーブレイク。
あなたと私の間を行き来するお遊びメール。
オフィス・ラヴは叶わないけれど、
離れているからこその楽しみもあるよね。
小夜子
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