Love Letters
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お遊びで
SM度診断テストをしてみたら、
予想通りと言うべきか、
あなたが軽いSで、
私が軽いMでした。
お互い痛い思いをしたり、させるのは嫌だから、
微妙にその傾向があるという程度なのでしょう。
診断結果を見て、
あなたが言いました。
「確かに、小夜子を焦らすのは楽しいかも。(笑)」
そうなの。
あなたは、時々
私が一番欲しいものをなかなかくれません。
私の快感の引き出し方を
心得ているあなたは、
いつもフェザーのように微妙なタッチから
愛撫を始めます。
耳たぶを
甘く噛んだり、
息を吹き込んだり…
内腿を優しく撫でたり…
セーターの中に
するりと手を差し入れて
白い膨らみにそっとタッチしたり…
胸の先端が
ひりひりと固く尖り、
私の秘所が
とろけそうに濡れ始めても、
あなたは、
そのペースを変えようとはしない…
あなたの脚で
強く固定された私の下半身は
身動きも出来ず、
吐息が零れる私の唇を
あなたは、
息もつけぬほどに塞ぐのです。
私の身体が
焦らされて
火照って
疼いて
私の唇から
切ないおねだりの言葉が漏れるまで、
あなたは、
執拗な愛撫を続けます。
「お願い…」
堪えきれずに
泣きそうな声で求めると、
あなたは、
ようやく
ずっとおあずけされていたものを
私にくれるのです。
「意地悪な人。(笑)」
私がそう言うと、
あなたはいつも
悪戯っぽい瞳で
笑います。
私の身体が、
焦らされれば焦らされるほど
感じてしまうってことを
あなたには
あっさり
見抜かれてしまったみたい…
「小夜子は欲張りだから。(笑)」
からかうように、
あなたは言います。
焦らされるのが好きな女は
欲張りなんでしょうか?
小夜子
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