Love Letters
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昨日は、お泊りデートでした。
あなたと二人だけの
ゆったりとした時間を過ごしました。
今日の正午、
シティホテルをチェックアウトして
軽いブランチをとった後、
あなたが、
私に贈る指輪を見に行こうと言ってくれたので、
ジュエリーショップへ行きました。
「どれでも良いから、
小夜子が好きなの選んで。(笑)」
ショーケースの中のジュエリーに見とれている私に
あなたが言いました。
そう言われると、余計に迷います。^^;
「ねぇ。どっちがいいと思う?」
「いや。ジュエリーのことは俺に聞いてもわからないから。
酒のことなら答えられるんだけど。(笑)
小夜子が自分で決めなさい。^^」
散々、迷った挙句、
私が選んだのは、
ピンクゴールドのリングに
ダイヤモンドとアクアマリンの石。 長いこと
淋しげだった私の薬指に
柔らかい春の光が訪れたように
煌きます。
美しくラッピングされたプレゼントを手に
お店を出ると、
あなたが、言いました。
「ああいうお店の店員って
どうして男性の顔をちらちら窺いながら
接客するんだろうね。(苦笑)」
「普通、ジュエリーショップを訪れるカップルなら
男性がプレゼントするものだと
店員さんは、思うからじゃないかしら。^^」
「だけど、好きな女性にこれが欲しいって言われて、
買わない男なんているかな?」
「あなたは、
私が欲しいって言ったら、
どれでも買ってくれそうだったでしょ。^^」
あなたは、黙って笑っていました。
「ありがとう。大事にするね。^^」
会えなくて寂しい時間も
薬指に
この指輪があれば、
ずっと、明るく過ごせるような気がします。
小夜子
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