Love Letters
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2003年03月22日(土) 薬指に光るもの


 昨日は、お泊りデートでした。


 あなたと二人だけの

 ゆったりとした時間を過ごしました。



 今日の正午、

 シティホテルをチェックアウトして

 軽いブランチをとった後、

 あなたが、

 私に贈る指輪を見に行こうと言ってくれたので、

 ジュエリーショップへ行きました。



 「どれでも良いから、

  小夜子が好きなの選んで。(笑)」


 ショーケースの中のジュエリーに見とれている私に

 あなたが言いました。

 そう言われると、余計に迷います。^^;



 「ねぇ。どっちがいいと思う?」 


 「いや。ジュエリーのことは俺に聞いてもわからないから。

  酒のことなら答えられるんだけど。(笑)

  小夜子が自分で決めなさい。^^」



 散々、迷った挙句、

 私が選んだのは、

 ピンクゴールドのリングに

 ダイヤモンドとアクアマリンの石。
 
 長いこと

 淋しげだった私の薬指に

 柔らかい春の光が訪れたように

 煌きます。



 美しくラッピングされたプレゼントを手に

 お店を出ると、

 あなたが、言いました。


 「ああいうお店の店員って

  どうして男性の顔をちらちら窺いながら

  接客するんだろうね。(苦笑)」


 「普通、ジュエリーショップを訪れるカップルなら

  男性がプレゼントするものだと

  店員さんは、思うからじゃないかしら。^^」


 「だけど、好きな女性にこれが欲しいって言われて、

  買わない男なんているかな?」


 「あなたは、

  私が欲しいって言ったら、

  どれでも買ってくれそうだったでしょ。^^」
 

 あなたは、黙って笑っていました。


 「ありがとう。大事にするね。^^」



 会えなくて寂しい時間も

 薬指に

 この指輪があれば、

 ずっと、明るく過ごせるような気がします。



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小夜子

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