Love Letters
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「食に関して、拘りのある男は、
女性に対する拘りも強いと思う。^^」
以前、あなたが言っていた言葉。
あなたは、
今でも憶えているでしょうか?
食べ物に限らず、
本、映画、音楽、お酒、煙草にいたるまで、
あなたは、割りとマニアックな方だと思います。
好みが、かなりはっきりしていて、
好きなものしか受けつけないようなところがあります。
私はといえば、
その日の気分によって、
食べたいもの、読みたいもの、観たいものは、
微妙に変化します。^^
友人の話や、新聞や雑誌のreviewに
影響されたりもします。
恋愛に関しても、
今まで、時に退屈と思えるほど、
穏やかな恋愛が多かった私に対して、
あなたは、
相手の些細な言葉や態度で、
気持ちが冷めていくことも多かったそうです。
例えば、
女性の話し方とかキスの仕方とか…
「小夜子に関して云えば、
急に気持ちが冷めるなんて事は絶対にないから。」
とあなたは言います。
けれど、
もしも、ある日突然、
心変わりしたら、
あなたは、きっと何も言わず、
私から離れていくでしょう。
私は、生まれて初めて、
何の駆け引きもない恋愛をしています。
あなたの前では、
飾りのない素の自分がそのまま出てしまう…
だから、時々、
あなたの望む通りには
振舞えないこともあります。
それでも、
あなたが私に求めていること、
それは、言葉にしなくとも、
何となくわかります。
あなたは、いつも、
私が欲しいものを知っていて、
それを私が望む分だけ、
与えてくれます。
私の心と身体が、
いつもちゃんと満たされているように、
あなたの求めるものも
ちゃんと与えてあげられる私でいたいと思います。
小夜子
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