Love Letters
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2003年04月01日(火) |
美味しいものに誘われて |
去年の今頃、
私達は、まだプラトニックなお付き合いをしていました。
「春になったら、山間の美味しい蕎麦屋に行こう。」
3月に入った頃でしょうか。
あなたが、初めて
私をドライブに誘ってくれました。
お蕎麦好きな私達。
山間にあるというそのお蕎麦屋さんは、
冬の間は、
山道が雪に閉ざされて、車で行くことが出来ません。
「毎年、山の雪解けが近くなると、
行きたくなるお店なんだ。(笑)」
そんなあなたの言葉が、
私の心を誘いました。
市内から車で2時間もかかる上、
売り切れになり次第閉店という
人気のお店です。
「もし行くなら、早起きしないとね。(笑)」
あなたは、言いました。
美味しいものに目がない私は、
行ってみたいと思いつつも、
あの頃はまだ、
彼でもないあなたと長時間のドライブをすることに、
ためらいがありました。
結局、去年は機会を逃して、
そのお蕎麦屋さんに連れていってもらう話は、
流れてしまいました。
あなたと恋人同士になった日、
あなたと初めてキスをした日、
あなたは、
そのお店の乾蕎麦をお土産に持って来てくれました。^^
「ドライブついでに買って来たから…
小夜子、食べたいって言ってたでしょ?
お子さん達と食べなさい。(笑)」
朽木の水と厳選されたそば粉を使って打ったお蕎麦は、
シコシコしていて、とても美味しかったです。^^
ここ数日、暖かい日が続いたので、
私達の間で、
再び、魅惑のお蕎麦屋さんの話題となりました。^^
今年は、
もう、友達ではなく、
恋人同士の私達。
春の息吹が感じられる、
山の景色を見ながらのドライブは、
きっと素敵でしょう。
なのに、二人とも忙しくて、
なかなか、
お互いの時間の調整が、つきません。^^;
あなたとデートするようになってから、
二人で美味しいものを沢山食べました。^^
大好きな人と美味しいものを食べるって、
シンプルだけど、
とても幸せなことですね。
小夜子
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