Love Letters
DiaryINDEXpastwill


2003年04月17日(木) 醒めた心


 今日は、一日、

 あなたからメールも電話も

 ICQのメッセージもありませんでした。

 私からも

 何の連絡も取っていません。



 普通なら、こんな時、

 寂しいと感じるのでしょうか?

 或いは不安を感じるのでしょうか?



 どうして、

 私の心はこんなにも穏やかなのでしょう。

 あなたを信頼しているから…

 確かにそれはあるかもしれません。

 仕事で疲れているあなたを

 これ以上、煩わせたくないというのもあります。

 だけど…本当にそれだけなのでしょうか。

 ずっと感じていたことだけれど、

 私は、この恋に関してかなり醒めています。

 冷めているのではなく醒めているのです。

 盲目になってもいないし、

 溺れてもいない…

 ちょっと哀しいくらいに醒めている自分がいます。



 そして、

 私は、もう誰とも、

 心を燃え尽くすような恋愛は、

 出来ないような気がします。

 理由もわかっているのです。



 母親でも恋をすることは出来ます。

 だけど、

 私にとって、この世で最も大切な存在は、

 やはり子供達なのです。

 あなたは、始めから、

 そのことを理解してくれています。

 だから、

 私達は、これまで上手くやって来れたのでしょう。


 「今、一瞬、母親になってたでしょ。(笑)」


 あなたと一緒にいる時でも、

 たまに、こんな風に言われたりします。



 涙もろくなったり、

 感動したり、

 心配で胸が張り裂けそうになったりする…

 そんな私の熱い想いの80%くらいは、

 子供達に注がれています。



 映画『恋愛小説家 AS GOOD AS IT GETS 』の中の

 ジャック・ニコルソンのように、

 あなたは、いつも、

 母親として頑張っている私を

 誉めて、励ましてくれます。

 時には、あなたのそんな言葉が、

 女として誉められるよりずっと、

 私を幸せにしてくれます。



 私にとって、

 あなたは、二番目の存在。



 あなたにとって、

 今は、

 私が一番の存在かもしれません。


 けれど、

 もし、いつか、

 あなたに私より大切な人が現われたら、

 少しだけ泣いて、

 それから笑って、

 ちゃんとあなたとお別れします。



 そう覚悟しているから、

 私は、こんなに醒めているのです。





↑エンピツ投票ボタン

↑エンピツ投票ボタン
My追加


小夜子

My追加