Love Letters
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この前会った時、
あなたは初めてデートした時と同じ香りをつけていました。
柑橘系の香りとともに蘇る
懐かしい記憶。
ほんの微かな香りだったのに、
あなたの隣でカクテルを飲んでいた時、
街を歩いていて、不意に寄り添った時に、
あの香りがしました。
家へ帰ってからも
あの香りが身体のどこかに残っているような気がして、
ベッドの中で
あなたの香りを抱きしめるようにして眠りました。
あの時すでに
私はあなたに抱かれることを
予感していたのかもしれません。
今度あの香りの名前を聞いてみようかな。
寂しくて眠れない夜に
あなたの香りを身に纏えば、
まるであなたに抱かれているみたいに
優しい気持ちで眠りにつけるでしょうか。
0574 W.S.R
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小夜子
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