Love Letters
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私の友人には
色彩、匂い、感触が直に伝わってくるような
繊細な言葉を紡ぐ
彼女の小説が好きという人が多いのです。
語学に関る仕事をする友人が多いせいでしょうか。
童話の翻訳もする彼女の文章には
どこかエキゾチックな雰囲気があって、
そこに惹かれるのかもしれません。
そう、江國香織さんです。
彼女の小説はほとんど読んでいます。
中でも好きなのは、
『落下する夕方』と『ウエハースの椅子』です。
彼女の小説は
愛や恋が少しだけ孤独を埋めてくれるということを
教えてくれます。
全部ではなく、少しだけ。
彼女の小説に出て来る主人公は
恋人や旦那さんに依存しないように見えます。
自分の孤独はちゃんと自分で抱えているから、
凛としていて美しい。
一昨日、私が買ったのは、
江國ファンの間では賛否両論ある話題作。
小夜子
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