Love Letters
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あなたは
私のバスローブの胸元を開くと、
人形筆の柔らかな筆先で
素肌をなぞっていくのでした。
「気持ちいい?」
私の左の胸の先端を
筆先で小さく旋回させながら
あなたが意地悪く聞きました。
そこが熱を帯びるほどに固くなると、
右の先端もひりひりに尖った後、
あなたは二つの乳房を寄せると
筆で交互にその先端を愛撫するのでした。
「クリもこれで触って欲しい?」
筆の頭に付いている小さな人形を見せながら、
悪戯っぽい笑顔を浮かべて
あなたが聞きました。
恥ずかしくて私が黙っていると、
あなたは半分ふざけて
私の目の前で人形を揺らしてみせます。
「欲しくないなら、終わりにしようか?」
わざとそんな言葉で私を苛めます。
「欲しいです…」
「感じる?」
「聞かないで…」
和紙で包まれた紅い筆が
既にちゅるちゅると濡れていた
私の恥ずかしい部分に届きました。
人形筆で十分に焦らされた後、
ようやく私は
ずっと欲しがっていた
あなたの熱いものを
受け入れることを許されたのでした。
0574 W.S.R
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小夜子
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