Love Letters
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2006年08月21日(月) 人形筆で弄られて


 あなたは

 私のバスローブの胸元を開くと、

 人形筆の柔らかな筆先で

 素肌をなぞっていくのでした。




 「気持ちいい?」


 私の左の胸の先端を

 筆先で小さく旋回させながら

 あなたが意地悪く聞きました。

 そこが熱を帯びるほどに固くなると、




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 右の先端もひりひりに尖った後、

 あなたは二つの乳房を寄せると

 筆で交互にその先端を愛撫するのでした。




 「クリもこれで触って欲しい?」


 筆の頭に付いている小さな人形を見せながら、

 悪戯っぽい笑顔を浮かべて

 あなたが聞きました。


 恥ずかしくて私が黙っていると、

 あなたは半分ふざけて

 私の目の前で人形を揺らしてみせます。


 「欲しくないなら、終わりにしようか?」


 わざとそんな言葉で私を苛めます。


 「欲しいです…」



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 「感じる?」


 「聞かないで…」


 和紙で包まれた紅い筆が

 既にちゅるちゅると濡れていた

 私の恥ずかしい部分に届きました。




 人形筆で十分に焦らされた後、

 ようやく私は

 ずっと欲しがっていた

 あなたの熱いものを

 受け入れることを許されたのでした。



0574 W.S.R

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小夜子

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