French Wolf の日記
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2001年02月27日(火) バリウム + 白いう●ち


昨日約束したとおり、今日は朝一番で病院に行った。以前、そうだなぁ、去年の 10 月頃かな、胃腸の調子が悪く、今と同じようにげろげろ大魔王になっていた時期、インターネットで見つけた地元の内科のお医者さんである。女医さんで漢方 (半夏厚朴湯)を処方してもらった、と聞いて思い出す人もいるかもしれない。

今回はただし男の医者だった。問診は普通だったのだが、彼には漢方の素養はないらしく、検査をしてから薬を処方するとのことだった。X 線、それで原因がはっきりしなければ、胃カメラということらしい。

本来ならば、予約を入れて検査、という段取りを踏むはずだったのだが、朝から覚悟して何も食べていなかったので、「今日検査受けるわけにはいかないでしょうか?」とダメでもともとで聞いてみた。あっさりと、OK されて、バリウムを飲んでの X 線検査とあいなった。その結果次第で、胃カメラの検査をするかどうか決めるらしい。

さらに、医師から「最近、血液検査やりましたか?」と尋ねられ、しばらくやっていなかったので、そう答えると、「じゃ、血も調べておきましょう」だって。まぁ、この際だからいろいろと調べてもらおう、ということでやってもらう旨同意した。(病気がらみの検査ではないと、保険が適用されないし、ちょうどよいチャンスだったということもある。)

さて、いよいよ血を抜かれた。これはたいしたことなかったのだが、次に抗コリン剤というのを注射された。胃の痙攣を抑えるための薬らしいのだが、筋肉に注射したようで、針が刺された後の方が、刺されたときよりも 100 万倍痛い。もっとも、一昨年の年末頃に経験した、歯の痛みに比べたらたいしたこともない。(当時は、これなら自分がもし間違って妊娠しても、分娩の痛みに耐えられるに違いない、と勘違いしたほどである。)

次に X 線の部屋に通され、発泡剤と水を飲んだ。これで、食べ物の入っていない縮小状態にある胃を膨らませるらしい。苦しくてもゲップはいけないと言われてが、ちょっぴりバレない程度に、プチゲップをしていた。これはツーにならないとなかなかできる技ではない。ゲプッときても口を開かずに、鼻からそぉっと息を吐くのである。それから、バリウム。噂には、イチゴ味とかレモン味とかいろいろ選べるみたいなことを聞いていたのだが、この診療所ではそこまでしてくれないらしく、ヨーグルトっぽい液体がでてきた。レントゲン技師の人も言っていたが、ゆっくり味わったりすると全部のみきれないから、味わうことなく一気に飲むのがコツらしい。

そう言われたのにもかかわらず、「はいそれでは一口飲んでください」との指令が下る。おいおい、さっきは一気に飲めっていっただろうがぁ。そこできっと、最初の一枚を撮ったのだろう。そして、「はい。結構です。次は、口に一口含んで、空気もいっしょにゴクリと飲んでください」ときた。おいおい、口の中いっぱいにバリウムのまずさが広がっているというのに、一気のみさせてくれないとは、まさに生き地獄である。そして、いよいよ「はい、それでは残りを全部一気に飲み干してください」とお鉢が回ってきた (またまた用法に誤りが…)。

その後はもう猿回しのサルさながらだった。最初は立位での撮影だったのだが、ベッドが自動的に水平になり、いろいろな角度から撮影された。しかも、ときどき、「向こう側を回って、うつ伏せになってください」とか、「こちら側から、なるべく早く 2 回転してください」とか曲芸のようなことをやらされたり、「はい、腰を突き出して、手は後ろの支えのあるところに置いてください」とか、自分でこれがエロ雑誌にでも登場したら面白いんだろうな、なんて考えて思わず吹き出しそうになってしまった。

結局 20 分くらい、ぐるぐるやっていたのだろうか。無事全部終了して、下剤をもらった。どうやら、このバリウムというやつは、体の中で固まると大変なことになるらしい。早速 2 粒飲んで、明日までに白い便が出ないようだったら、もう 2 粒飲んでください、という指示を受けた。



無事家に帰ってきて、仕事に戻った。

仕事もいよいよ佳境を迎えている。明日で最後の勤務である。


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