French Wolf の日記
DiaryINDEXpastwill


2001年03月03日(土) カルロス・クライバーと読書のとき


今日は雛祭り。

自分とはまったくもって、何ら関係のない年中行事である。年中行事といえば、七五三。これは納得がいかない。地方によってしきたりに差異があるのかもしれないが、うちの実家 (@東京都練馬区) では、3 つ年下の妹が、3 歳、5 歳、7 歳と、3 回とも祝福されていた (気がする) 一方で、男の自分はといえば、遥か忘却の彼方、千歳飴をもらってなだめすかされた記憶があるかないか、微妙、といったところである。

「つわり」と「分娩の際の痛み」をのぞいて、女性に世の中甘い気がするのである。なんで、俺たちが懸垂で体力測定をしているさなか、女性は、斜め懸垂とかいうふざけた懸垂もどきで体力を測定できるのか?? 俺たちが 1,500 メートルの長距離走でタイムを記録しているなかで、女子は、1,000 メートルで許されるのか? 特に俺の通っていた高校では、クロスカントリー大会 (略して「クロカン」と称されていたが) で、男子は 15 キロ、女子は 10 キロなのか?



今日は土曜日。天気が久しぶりによい。気持ちがよい。朝早い時間帯に目が覚めてしまいのは、ある意味で自分の専売特許。今日も午前 5 時過ぎに目覚め、カーテンを開け、朝陽を浴びるつもりで (たとえ寝ていたとしても、朝陽を体内に取り込むのは悪いことではないと信じている俺…。きっと、M も賛同してくれるに違いない)、再び眠りの世界に引きずり込まれた。

とはいうものの、再び目を開けたときに時計がまだ 8 時前、ということで衝撃を受けた人は、俺と同じ世代の人の間では稀有だろう。


結局、活動らしき活動をし始めたのは、午後になってからである。図書館に出かけ、ドリーブ (Delibes) のバレー音楽『シルヴィア (Sylvia Suite)』を借りてきた。本当は、クライバー (C. Kleiber) 指揮による、ウィーン フィルハーモニーのブラームス (J. Brahms) の『交響曲第 4 番』を借りたかったのだが、あいにく図書館にはなかったのである。まぁ、贅沢を言わせてもらえば、モーツアルト (M.W.A.) の『劇場支配人』序曲の CD も探したのだが、見つからなかったのである。

3 月いっぱい、休職するということもあり、図書館からできるだけのリソースを借り出しておこうという魂胆もあり、遠藤周作と加賀乙彦の作品も計 4 冊借りてきた。テレビを見たり、昼寝をしたり、酒を飲んだり、実際に読書に勤しむ時間がそれほど多いわけではないのだが、読むべき本があるというのは、なんとなく安心できる。


French Wolf |MAIL

My追加