French Wolf の日記
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2001年03月05日(月) ibaraki


今日は母親が来た。
昨日の夜電話で話したのだが、自分の病状が思わしくないのを心配してくれたらしい。柄にもなくなぜかちょっと嬉しかった。

大塚駅に着いたら電話してくれるように言っておいたのだが、なんと最寄の面影橋まで来てから電話をくれた。まぁ、さすがに自分の母親だけのことはある。やることが奇抜なのである。電話をもらったからには迎えにいかなくてはならない。急いで迎えに行った。昼ご飯も作ってくれるということなので、すぐ自宅には向かわずに、近所のスーパーに立ち寄って、うどんの材料をそろえた。

何も手土産にもってこなかったことを多少気にしていたのか、母親が急に「花でも買ってあげる」と言い始めた。花なんかもらっても、うちの部屋を知っている人には言うまでもないが、似合わないどころか、そもそもそういうしゃれたものを置くような物理的なスペースがないのである。まだ、俺の部屋を見ていない母親は、きっとさぞかし整理整頓の行き届いた部屋を想像していたに違いない。結局、花はなんとかあきらめてもらって、それでもスイトピーは買ってしまっていたが、ミントの鉢植えを買ってもらった。

さて、母親は我が家デビューである。入ってみて相当ショックを受けたに違いない。男の一人暮らしなんて、所詮こんなものだと思うのだが、あまりの部屋の汚さ、乱雑さに卒倒しかねない驚きようだった。

本来は、早速昼ご飯のうどんの調理にとりかかってもらう予定だったのだが、急遽大掃除大会が繰り広げられることになった。まずは、万年床になっていた布団をベランダに干し、掃除機をかけ、テーブルの上、パソコンのキーボードやステレオの上の埃をふき取り、台所の整理、床に散乱していた雑誌類の片付け、、、よくもまぁ、そこまで人の家 (とはいってもかわいい息子の部屋だが) でそこまできれいにしてくれるものだ、とこちらが感心してしまったほどである。

結局は古くなった毛布も捨てられ、しまいには、トイレ・玄関掃除まではじめ、大掃除大会は幕を閉じた。

ようやく昼ご飯の時間である。母親お手製のうどん。たまねぎとまいたけとねぎと鶏肉というごくシンプルなものだったが、人に作ってもらうご飯は久しぶりだったので、おいしく食べることができた。

さて、1 時。となれば、「天までとどけ」の時間である。まぁ来客もあったことだし、それほど集中してみることができたわけではないが、楽しかった。



さて、今日は先週の火曜日内科の診察を受けた折、血液と胃のレントゲン検査をした結果が出る日である。母親にはしばらく自宅で待機してもらい、病院に行ってきた。胃の方はまったく問題ないとのこと。やっぱり神経的な要因からきていたものらしい。したがって、特に薬も処方されずじまいだった。血液検査の方は若干問題ありで、もっとも本人も気づいていたことではあるが、肝機能が芳しくないようである。中性脂肪やコレステロール値も高め。ショックだったのは、前回した血液検査では、特に問題のなかった、尿酸値が高かったことである。これはひどくなると通風になるから、気をつけなければならない。医師もいっていたことだが、要はダイエットして肥満を解消すれば、自動的にこれらの数値も平常範囲内に収まってくる、ということである。


自宅もきれいになったことだし、検査の結果もわかったということで、俺はもうご満悦で、わざわざ母親の実家に戻ることもないな、と思っていたのだが、せっかく迎えに来たのに…と執拗に迫ってくる母親。それほど乗り気ではなかったが、田舎に行くことにした。いそいで、下着類、本、大切なシグマリオンをバックパックに詰め込み、茨城県へ赴いた。

出発したのが 4 時過ぎ。それで現地に到着したのは 7 時過ぎだった。久しぶりに会った祖母の第一声が「太ったね」というのには閉口したが、まぁそのへんは事実だからしかたないだろう。

夕飯は、刺身、大根と鶏肉の煮物、度忘れしてしまったが、もずくのような酢の物の海藻、とにかく健康志向のメニューのオンパレードだった。

久しぶりに湯舟にもつかり、ゆっくりと食後を過ごした。さて、明日から何をして過ごそうか。本来は、病気で療養しているのだから、何もせずゆっくりとしていればいいのだろうが、せっかちな性格のせいか、何かしていないと落ち着かないのである。読書でもするか。


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