French Wolf の日記
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今朝はすっかり老人モードで、朝 6 時前に目覚めた。 もっとも会社に通っていたころは、6 時にはもう都電の駅で電車が来るのを待機していたのだから、それほど驚くような早起きでもないが。
母親はバイト (『パート』と言った方が年齢的にふさわしいだろうが)にでかけてしまったため、祖母の家に祖母と二人取り残され、結局何をするでもなく、テレビを見たり、本を読んだり、昼寝をして、過ごした。
夜は、叔父の家にお邪魔した。これがまた豪華な家で、70 坪の敷地にデンと構える豪邸である。東京だったら、6000 万は下らないような物件で、お風呂まで体験入浴させていただいた。夕食も豪勢に刺身、米沢牛 (松沢牛だったかもしれないが、忘れてしまった…旨かったという意味では同じだから、まぁよかろう)、焼酎 (焼酎が肌に悪いという情報を今日はじめて耳にした。ちなみに、ウーロン茶も胃に悪いらしい)、とんかつ、ほうれん草のおひたし…。いたれりつくせりである。
夜祖母の家に戻ったのは、10 時過ぎ。食べ過ぎのせいか、なかなか寝付くことができず、結局、本棚にあった2冊を読んでしまった。相田みつを『にんげんだもの』と乙武洋匡の『五体不満足』である。前者は詩集というもの。帯には「心のそこから嬉しいとき 涙をこらえて悲しみにたえるとき この本があった」という宣伝文句があるとおり、(おそらく仏教の教義に端を発していると思われる) こころに安らぎを与えてくれる詩。短い散文にはときどき心を揺さぶられる思いがした。
後者は、一時ベストセラーにもなった本だが、読んでみたのは初めてである。障害者について、考えさせられる内容だった。
いずれにしても、気軽に読み流すことのできる 2 冊ではなかったため、全部読み終えた午前 2 時すぎになっても、眠気は訪れず、頭は冴えきっていた。なんとか、無事に眠れるとよいのだが。
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