本にらくがきしながら、アサキがいった「真ん中だからさ」3人姉妹だなんてしらなかった「母親は妹につきっきり、父さんは姉と仲良しで」わたしは鉛筆のあたまとおしりを持ってうんうん、うん、と頷く「ラクだよ? ほったらかしでさ」アサキはそう言うとぎぃ、と椅子をきしませて伸びをした嘘や強がりで言ってるんじゃなさそうだったラクっていうのは、わかるわたしも、今のほうがラク。