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■ 風の香りに。
思い出のたくさんある季節の始まりは、いつもより少しだけ感傷的になる。空気の匂いが、いろいろな気持ちを運んでくるから。 あの年の今ごろ自分が何をしていたのか、思い出そうとしてもちっとも全然思い出せないのに、季節の匂いはまるでアルバムみたいに記憶を映し出す。出会いも別れも笑顔も涙も喜びも切なさも匂いはみんな閉じ込める。あのころの自分が思いもしなかったような私がここにいて、なんだか不思議な気分になる。 来年の今ごろ、私はいったいどこで何をしているだろう。吹く風の匂いに、今日を思い出していたりするだろうか。 季節を越えて、届いて欲しい想い。頑張らなくちゃね。
2002年04月23日(火)
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