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■ 大嫌い。
自分で羽をむしって籠に閉じ込めたくせに まるで何もなかったような顔をして、飛ばない小鳥を責める。 大空を自由に舞う鳥たちのようになりたいと 誰よりも強く願ってきたのは小鳥のほうなのに。
自分の事情を言い訳にすることが どんなに意味のないことかはわかっていても それでもそこにある事実は消えなくて ときどき思い出したように顔を出しては やっぱりここは籠の中なのだと思い知らされる。
これでも精一杯やってきたつもり。 でも、頑張っても頑張っても 未だに乗り越えられずにいることさえも 全部ただの言い訳なんだろうか。
苦しんでいるだけじゃ足りないの?
本当は扉は開いているのかもしれない。 だけどもう数え切れないほど頭をぶつけてきたから 飛ぼうとする前に諦めてしまいそうになる。 いつからこんなに臆病になってしまったんだろう。 途方もない大空をあんなにも夢みていたのに。
負けるわけになんていかない。 自分次第だってわかってはいるんだ。 嫌いなものを、ちゃんと嫌いと言えるように 欲しいものを欲しいと言えるように。
2002年08月09日(金)
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