2003年05月16日(金) |
Face Hugger |
成人病検診で胃の内視鏡検査をうけてきました。
数年前、胃のポリープが見つかって呑んで以来2回目です。 そのときは、組織検査で良性とわかり経過観察をつづけてきたのですが、今年はもう一度呑んでみようと受診いたしました。
前夜9時から絶食、当日の朝6時からは水もダメという状態で京都府立医大の内視鏡検査室に出頭いたしました。
蔵元の近くの病院でも内視鏡検査をやっているのですが、もし万が一何かあったときは大学病院の方が話がはやいので、こういう検査のときは県境をこえることにしています。
のどの麻酔薬を口に含み、たった3分でノドの奥がマヒ状態、ツバがうまく飲みこめません。マウスピースを噛まされ、ベッドに横向き寝て、まな板の上の鯉状態(こういうときは、あわてずさわがず、相手のなすがままにしているのが一番賢明です)。
さっそく女医さんが、直径1センチ強ほどのファイバースコープをスコスコと挿入しはじめました。
喉から食道へはいるときにちょっと抵抗がありましたが、案外抵抗なく入っていきます。痛みは感じませんが、やっぱり「入ってくるな」という感覚はあります。スコープの当たり加減で時々ウッと嘔吐しそうになりますが、胃の中はカラッポ悲しいかな出るものがありません。
映画「エイリアン」に出てくる、宇宙飛行士の顔にへばりついて、尻尾を口中から挿入していき、体内に侵入していくエイリアンの幼虫(face huggerというらしいです)のシーンをつい思い出してしまう、おバカな専務でした。
どんな姿か知らない方は、検索エンジンで“face hugger”あるいは「フェイス ハガー」と打ち込むとSF関連のサイトがヒットして、グロテスクな姿がみられます。ちなみにこんなモンスターをモデルにしたマスクやモデルが販売されているのですね。知らなかった。
操作している女医さんは気さくな方で、私が涙目でモニターを見ていると、「はいここが声帯、今食道を通っています。これは胃のヒダヒダ、ちょっと荒れていますねえ、ポリープは見当たりませんねえ、なくなっちゃったのかなあ」などと説明してくれますが、マウスピースを噛んでいるのでしゃべれません。
結局、胃や食道に軽い炎症があるけど、気にするほどではないというお話でした。はじめたばかりの「ほろよい日記」が「闘病日記」にならず、まずは一安心。
|