2003年05月20日(火) |
三重・愛知の若手醸造家 |
三重県、愛知県の若手醸造家のグループが、滋賀県の蔵元を見学に来られました。
見学先は、出荷量では滋賀県でも屈指の北島酒造(御代栄)と、本年より杜氏さんが引退し、3兄弟が酒造りをしている浪乃音酒造(浪の音)です。
いずれも頑張っておられるお蔵で、設備も充実していますので、一見の価値は充分にあります。
わたくしは両蔵に何度かおじゃましていますので(見ても、うらやましくてためいきをつくばかりだし)、宿泊先の雄琴温泉、湯元館での懇親会から合流しました。
三重、愛知といえば近所の県なのですが、案外行き来がありません。懇親会場できょろきょろしていると、東京滝野川の醸造試験所時代の知人、杉本さん(神杉)が来ておられ、久しぶりに旧交を暖めました。
初めてお出会いする方々も、そこは同じ商売をしている身、一杯飲んで盛り上がれば、もうお友達です。
お話を聞いていますと中京エリアの都市部は、やはり大手メーカーの勢力が強く、ディスカウンターを中心とした不毛な低価格競争があいかわらず続いているそうです。私が外から眺めていても、面白い個性のある地酒は、中京の周辺部の郡部に多い印象をうけます。
日本酒多難な時節で、あれやこれや悩み事が尽きませんが、皆で盛り上がって、元気を頂戴して帰ってきました。
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