午前11時、24時間pHモニタリング検査のチューブを抜いてもらいました。入れるときは20分くらい痛い目をしたのに、抜くときはスルスルとたった5秒ほどです。
ただこれだけのために京都府立医大病院に出頭するのもなんかもったいないなあと思いながら、開放されたほろよいは河原町通りをバスで南下、高島屋に向かいました。来月「お酒とチーズの会」に呼んでもらっているので、すこし下調べをしておこうと思い立ったのです(昨日のバカツキでふところも暖かいしねえ)。
チーズ売場を探して日頃うろついたことのないデパ地下をうろうろ。平日の昼前にこんなところをうろつくのはどうも苦手です(闊歩しているのは、ほとんど御婦人ばかり)。
程なく売場をみつけたほろよいは、チーズを物色です。白カビタイプのチーズを2種類、ウォッシュタイプとブルーチーズを1種類ずつ買って帰宅しました。
夜は「常温熟成 純米大吟醸 鬱金 1993年」「常温熟成 吟醸原酒 忘憂」「純米吟醸生 雪花」「竹生嶋 大吟醸」の4種類をワイングラスに入れ、4種類のチーズと食べ合わせ。
鬱金と忘憂の藁や古木を思わせる重厚な含み香は、ウオッシュタイプの癖のある香りを包み込み、やや塩加減の強いトロリとしたチーズの味わいと渾然一体となって、鬱金はマイルドで重厚な甘味、忘憂はコクのある辛口の味わいを口中に広げます。
2種類の白カビタイプのチーズは、さわやかでしっかりとした酸がありやや甘口の雪花や、軽快でフルーティーな香りとドライで切れのよい大吟醸でも十分に、四つに組めました。
青カビタイプで、塩味のきついブルーチーズは、もちろん鬱金や、忘憂の包容力のある味わいに違和感なくたのしめました。
物の本によりますと、チーズはメチオニンやアスパラギン酸など各種アミノ酸成分が多く含まれていて、肝臓の働きを助ける働きがあるそうで、まさに雑飲性アルコール生物のほろよい向けのお酒の肴といえましょう。
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