海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年06月18日(水) 食道内24時間pHモニタリング検査

先月16日の日記で書いた通り、京都府立医大病院で胃カメラを呑んだほろよいですが、その検査結果に担当の消火器内科の先生が注目されました。

食道内が軽い炎症を起こしているのは(胃カメラの写真では白く移っているんですが)強酸性の胃液が食道に向かって逆流しているのではないか?

と、いうことで食道内24時間pHモニタリング検査なるものを受けるハメになってしまいました。これは、チューブ状のpH(酸性、アルカリ性の度合いを示す数字)センサーを24時間胃と食道内に留置し、その値の変化を記録する検査です。

具体的には、鼻の穴から5ミリ弱の細いチューブを挿入して食道を通して胃袋まで垂らし、先端のpHセンサーで胃の中のpHを、中ほどのpHセンサーで食道のpHをはかって、肩からぶら下げたトランジスタラジオほどの記録器で24時間記録しようというものです。

言うのは簡単なのですが、鼻から胃袋にチューブを挿入するのに一苦労。ケツの穴の小さな人間はたくさんいるようですが、鼻の穴の小さな人間は私くらいで、なかなか鼻を通過してくれません。何度も何度も痛い目をしてようやく成功。ほろよいはすでに涙目です。

チューブと記録器を固定したら、あとは「24時間普通に暮らして、明日抜きにきてくださいね♪♪。」と女医さんはやさしくおっしゃるのですが、鼻の穴からビニールチューブを垂らして腰の機械につないでいるような輩を、普通の人間とは見てくれないでしょう。

というわけで、午後は顔を大きなマスクで隠し(SARS患者ですなこれは)、コードと機械はラフなシャツの下に隠して、久しぶりの河原町遊興です。

といって一人ですることもなく、御馳走をたべるのも食道にビニールチューブが垂れ下がっている身ですから、不自由なことこの上ありません。

やむなくパチンコ店に入り、銀玉と戯れていますと(大学生のころはよくやったのですが、社会人になってからはほとんど御無沙汰状態、コンピューター化して腕より運のお遊びになってしまったからねえ)、神様がほろよいの身の上を哀れんでくれたのか、大当たりが出ます出ます。夕方6時までかかって、2万7千個の銀玉をゲットしました。

下向き加減のほろよいの顔が、上向きかげんになったのはいうまでもありません。



 < 過去  目次  未来 >


ほろよい [HOMEPAGE]

My追加