海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年06月17日(火) ヱビスの<黒>

サッポロのヱビスの<黒>が人気だそうです。新聞紙上では生産がおいつかず、出荷をストップしているとのこと。ネットでもいろいろ取り沙汰されています。

雑飲性アルコール生物のほろよいとしては、とるものもとりあえず、滋賀酒販今津支店で350ml缶24本入り1ケースをゲット!今、日記を書きながら呑んでます。

感想は……?

中途半端やなあ〜。黒ビールというよりはハーフ&ハーフ(黒とラガーを半分ずつまぜたもの)ですなこれは。ギネスの黒のほうがコク、香ばしさ、クリーミーさ、すべての点で勝ってます。前にアサヒも黒ビールを出していましたが、これも似たようなものでした。ジャパニーズビールの金看板<ヱビス>が泣きますぞ。どうやらマスコミの大騒ぎは、つくられたもののようです。

なぜ、日本人向けにアレンジする必要があるのか私にはよくわかりません。本場ズバリの風味で勝負したほうが差別化できていいのではないかと思うのですが。

不毛なシェア争いは、アサヒとキリンとお調子屋のサントリーにまかせて、サッポロは独自の商品路線をとってほしいと個人的に思っています(だってビールに地方色があって独立独歩でがんばっているのはサッポロだけでしょう。南の雄オリオンはアサヒと業務提携しちゃったからねえ)。

これまで日本のビール業界がやってきた、容器競争(昭和60年代)、ドライ競争、DSを舞台にした安売り乱売合戦、発泡酒競争(ここ最近)は、日本のビール業界の進歩につながったのでしょうか。

サッポロだけがこの自由競争に名をかりた付和雷同競争から脱却し、独自の路線をとれる立場にいるのではと私は考えています。

大卒の社員を山ほど抱え、資金も潤沢、頭のいいひとが沢山いるんだから、各社もっと変わったことをしてくれよう〜。



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