お中元の発送もぼつぼつ本格的になってきました。
弊社の場合、郵便やメール、ファックスなどで発送の御注文をいただくと、黒ネコヤマトの産直ソフト「産直くん」に入力、発送伝票や請求書、郵便振替用紙を出力します。
同時に発注をうけた商品をピッキングし、箱詰めし、指定の「のし書き」を貼り付けて梱包し、発送伝票をはって、ヤマトのドライバーさんに持っていってもらいます。
御注文によっては、二重包装をしたり、お手紙を同封したり、佃煮や鮒寿しを荷物の中にいっしょに入れたりする、イレギュラーな発注もあり気をつかいます(こんな場末の蔵元のお酒をつかってやろうという、ありがたいお客様のリクエストです。できるだけ御希望に沿わせていただいています)。
今一番のネックは「のし書き」です。20とか30とかの大口のお中元は、ドローイングソフトで、のし書きのフォームを作っていますので、薄手の雲龍和紙に有澤楷書のきれいなフォントで会社名を印刷できますが、送り先が数件のお客様は筆ペンで手書きとなり、ほろよいの書道能力がためされます。
小中学生の書道の時間はそこそこ成績がよかったので、できるだけ丁寧に書かせていただいているのですが、体調や気分で線の勢いが違ってくるのは不思議なことです。気に入らないのし書きができると書き直したりして、せっかくの作業の流れが止まってしまいます。
こればかりは場数を踏まないとうまくならないのでしょうが、年配の酒屋さんのメリハリのきいた、のし書きをみるとうらやましくなります。
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