
3月上旬に予定している大吟醸の「首吊り絞り」に使う「斗瓶」が到着しました。
昔は、出品酒の絞りくらいしか「吊るし」は行なわなかったのですが、今では(数は限定されますが)通常の商品として市民権を得てしまいましたので、精米歩合50%の純米大吟醸でも「斗瓶取り」を取るようになりました。
今年は、特に「花嵐」の斗瓶取りに人気があり、すでに予約がはいっていますので、斗瓶を買い足さねばならなくなりました(先の日記にも書いたように、滅法脆弱な容器なので、洗浄作業のさいに少しコツンとやると簡単に割れてしまい、欠減も、たまにありますので)。
到着した「斗瓶」は何故か“made in Taiwan”製でした。業者に聞くと、現在「斗瓶」用としてでまわっているのは、台湾製とスペイン製のものらしく、今年はスペイン製のものがあまりよくなくて、台湾製しかないとのことでした。
別に台湾に偏見はありませんが、当方の購入価格ウン千円に対し、輸入業者は現地でいくらで仕入れて、儲かっていないのにお人よしで鷹揚な「造り酒屋」に売りつけているのか、また、現地では何に使っているのか興味のあるところです。
台湾については、(経済学部くずれの)ほろよいが愛読しているこのHPを通読すると愛着がますこと間違いありません(台湾日記のコーナーは特に秀逸)。
台湾がノートパソコンやパソコンのいくつかの周辺機器で、世界1位の出荷額を誇っているのを御存知でしたか?まこと日本のマスコミというのはグローバルな視野が欠けているようです。
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