御察しの通り「酒を販売して得る収入」より「その他の仕事によって得る収入」のほうが多い酒販店のことをさし、ほろよいの造語です。
この辺ではけっこうこの手のお酒屋さんが多く、食料品や薬の販売、佃煮工場や学習塾の経営、電気屋さんの営業やら、大百姓やら、変り種ではソシアルダンスのレッスンプロなんて方もおられます。
昔のように1級酒、2級酒の一升瓶と瓶ビールと焼酎さえ販売していればよかった時代なら、商品知識はなくてもOKで、販売と代金回収さえしっかりやっておれば、これでけっこうやっていけました。
酒DSが跳梁跋扈し、価格競争が激しくなってきた現在、どこもお酒の売上が低迷しているはずなのですが、酒以外の収入がそこそこあって食っていけるものだから、自己改革できないお店がほとんどです。
人間食っていけなくなるとド真剣になりますが、中途半端に収入があるものだから、いつまでたってもお酒の販売に熱がこもりません。困ったものです。
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