海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2006年01月19日(木) 巡回指導

ほろよいの蔵の醸造指導のために、大阪国税局鑑定官室から鑑定官がお見えになりました。

傘下に「灘」と「伏見」という二大産地をかかえておられますので、日本の酒類技術指導の中核となる格式の高い部署ではあります。

仕込みのシーズンに1度か2度、鑑定官が醸造所を訪れて指導されるのは例年の事で、高島市内の5蔵を昨日と今日で一巡されました。

年に数回、鑑定官室のある大阪国税局合同庁舎(大阪城のすぐそばです)を訪ねる機会があるのですが、下の階には国税局の「査察部門(マルサ)」や「調査部門」がありまして、エレベーターに同乗している方が、該当する階で降りられますと悪いことはしていなくても緊張してしまいます。

鑑定官室はといえば理科系の大学を出た「技術系」の方々ばかりなので、他の階の皆さんとはカラーがまったく異なっていて、われわれ醸造家は「○○先生」と呼んでいます。

以前は巡回指導が終わったら先生をまじえて酒席をもうけ、公式の席では出ないようなお話や情報が聞けたのですが、そういう接待が遠ざけれるようになり、上っ面をなでたような行事になってしまったのは残念なことです。

今日はいくつか指導がありましたが、まずまず順調なようで一安心でした。


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