海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2006年01月20日(金) やっとこ辛口




待ちに待ちかねた「辛口純米」がやっとこ絞れました。

昨年はモロミが切れずに「旨口純米」になってしまい、辛口純米ファンをガッカリさせ、特に東京方面の酒屋さんからは三下り半を出される寸前だったのですが、ようやく待ち望んだタマができました。

高島市安曇川町の清水光男さん栽培の「玉栄」100%使用。酵母は滋賀県工業技術総合センター保存のKKK-9。アルコール分18.5%。日本酒度+5.5。酸度1.9。というスペックです。

実をいうとモロミ末期でちょっぴりすねかけたのですが、なんとかなだめすかしてキチンとした「辛口」に仕上げました。

朝の蒸し取りと吟醸の手洗いはお手伝いするのですが、あとは杜氏におまかせで、四六時中、蔵にいられる身分ではありません。こんなときほど(体力的にしんどいでしょうが)モロミと一緒にいる時間が充分にとれる蔵元がうらやましいと思うことはありません。

両親が年老い、自分自身も体力が落ちて製造の現場から引き離され、取引先や銀行への対応、資材の仕入れや、近所づきあいといった酒造りとは離れた煩瑣な事でつまらぬ時間をとられてしまいます。

グチを言ってもはじまりませんが、とりあえず「辛口純米生原酒」のにごり酒を、1.8リットルで100本、720mlで100本ほど詰めさせていただきました。

小売希望価格は1.8リットル2.625円。720ml1.365円です。御希望の酒販店様、消費者様よろしければ御注文ください。

無ろ過生原酒は来週ビン詰予定(価格はにごり酒と同じ)ですので、こちらもよろしければ御注文をお待ちしています。





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