竹生嶋圖(ココをクリック) (+キー、−キで拡大縮小できます)
「竹生嶋」で検索していて、筑波大学付属図書館のサイトで見つけた古地図です。明治より前に出版された木版画のようです。
鬱蒼とした森と竹やぶの中に、弁天さんの拝殿を中心に多くの社寺が描かれ、清水寺のような舞台も見られます。
島の周囲には、何隻かの舟(船頭さんが櫓をこいでいますね、背景の舟は物資運搬のためでしょうか帆走しています)にのりこんだ竹生島詣をする善男善女が描かれ、当時、信仰の島であったことがうかがわれます。
特徴的な岩には荒神岩、大黒岩、明星石といった名前がつけられ、本島の先の小島には、伊勢の夫婦岩のように注連縄が張られ、最上部にはお社が建っています。
小島は湖の底から突き出していて固定さてれいて、本島は浮いているために、流れてしまわないように注連縄で結ばれていたという言い伝えがあるそうです。
江戸時代の娯楽でもあった寺社詣の様子がうかがる、ほのぼのとした絵図ですね。
形 態:地図1枚 ; 28.2×42.4cm (折りたたみ14.0×19.2cm)
別書名:竹生嶋之圖
注 記:和古書(明治より前に刊行された図書)として記述対象資料毎に書誌作成
木版無彩図
書き外題: 竹生嶋之圖
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