Kちゃんと、映画でデート。 なぜかというと、東京近辺はレーデスデーで 映画が1000円になるから。
と、云うワケで一足先に新宿に訪れて、 彼女が来る前に、北野武の「Brother」を見る。 サントラだけは久石譲目当てで、 割と持っているけど、実は、初北野。
これが又、ほもくせい映画でした。(いきなり) でも、アメリカ人もそう云ったらしい。 で、ブラックの出演者はこのフィーリングが 判ったらしい。が、私は女の子なので、 やっぱほもくせいとしか云わずにおられません。
だって、皆、兄貴(たけし)らぶらぶなんだよ。 相当、ドライに作ってますが、その分だけ、 らぶらぶぶりが、浮き上がるというか。 ともかく、登場人物一人抜かして皆殺しなんで、 暗い気分で映画館を後にすると、彼女から ケイタイに電話。新宿に付いたと云うこと。
私もこれから映画館に向かうからねと、 電話を切る。おりしも映画館が目の前で、 全てが順調だった。方向音痴の私にしては、 うまくいきすぎで、トレビアンと、浮かれていたのは わずか数分のことだった。
彼女は来なかった。いつまでたっても。 伊勢丹でパンを買うからと、云っても遅すぎた。 そうこうしている内に列が動き出して、 映画館の中に通される。 一応、席は取っておいたけど、、、 でも、なんぜ彼女は来ないの。 てーちみーほわい。 その時、はっと閃いた。 待ち合わせの映画は「リトルダンサー」。そして、 私の入った映画館は「ダンサーインザダーク」の上映館。 全然、違うやん。がっちょん。
ここで考えられる選択は、ケイタイで連絡を取って、 映画が終わった後に待ち合わせするか、このまま出て 「リトルダンサー」に向かうか、二つに一つ。
間の悪いことに映画館は地下でケイタイが入らない。 そして、北野映画を見て、暗い気分になっていた私は、 これ以上、重い気分になりたくありませんでした。
出たよ、速攻。もぎりの人と交渉したけど、 お金は返ってこなかったけど、その足で、速攻、 リトルダンサー上映館へ。
が、しかし、映画館は混んでいた。 チケット売りのお姉さんはにこにこと、 「今からお入りになっても、お座りになれませんよ」と 教えてくれた。いや、席は大丈夫なんだけどね。 問題はケッコウ広い場内で 彼女にめぐり会えるということであった。 しかも、上映時間は押し迫っている。一瞬の勝負やん。
だが、彼女は居てくれた。扉を開けたすぐの所に、 席をキープしていてくれた。後から来る私が 判りやすい場所を取っておいたと彼女は笑ってくれた。
ありがとう、Kちゃん。君は本当にイイコだよ。 つーことで私たちは仲良く映画を観に行って、 終わった後、飲んだ。楽しかった。 今度は入る前によく見ようと思いました。
えーと、リトルダンサーですか? 実は細かい所が気になっちゃって、 (一年、棒に振った彼はその間、学校どうしていた)とかね。 おもしろかったですけど。
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