2001年06月07日(木) |
がんさく桜の森の満開の下 |
たつみちゃんと新宿で待ち合わせして、 おちょぼ餃子を食べて、映画を見て、その後、 伊勢丹で食器とか見て、ぶらぶらして 初台でちょっと早めの夕飯たべてデザート食べて・・・、 (食い倒れ倶楽部か、わてら)
新国立劇場でお芝居を観てきました。(これが大本命)
「贋作・桜の森の満開の下」
坂口安吾の「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」 などを下敷きにした野田秀樹の名作。
とりあえず上演は終了したので、イロイロ解禁します。 (うそ、時間が無くてほっておいてだけ)
えーと、実はこのお芝居再々演で、 私も9年前の前作を見ています。 レーザーディスクも持ってます。(^▽^ケケケ (余談ですが、演劇のレーザー化はあんまり無いです)
初演再演の夜長姫はもう、めちゃくちゃ可愛いいんです。 恐いのと可愛いのが綺麗に混在してる とんでも無い御姫さまなんだけど、 多分、コレを読んでいる方にはバレバレですが、 大変、私の好みのタイプです。(^▽^ケケケ
でも、字面だけが好みでも、生身でそれが実現できるかというと、 そーでも無いワケでして。
その点、前出演者の毬谷友子さんはピカイチでした。 だからこそ、あまりにも美しくてコワイお姫様に 恋してしまい、近付いたら血を流すと判ってしまうのに、 下り坂で自転車に乗って、ノーブレーキ、ノンストップの お姫様とカケオチを決意してしまう主人公の気持ちが イタイほど、判るのでした。ココまでが前回の話し。
で、今回はというと・・・・。
深津(絵里)さんのやった夜長姫の造形が前回とほとんど一緒で (;_;)笑い方とか同じなんだもん。だから、どうしても 前回のコンパクト版?という印象が拭いきれない。
特に演出家みずから、前回は主役二人が際だってたけど、 今回はバランスがいいからと、云っていただけ有りまして、 各キャストが皆、前回より突出している。
その分、ヒロインのくせに夜長姫が目だ無いというのは、 致命的。だから、肝心のお姫様と耳男、堤(真一)さんの ラブストーリーが浮かび上がってこない。だって、堤さん、 結局、山賊のマナコ役の古田(新太)さんの方が、 好きみたいなんだもん。一緒に舞台にいると、 もう懐いちゃっているんだもん。 嬉しさが一杯、伝わってくるんだもん。
まるで、シュラが出てきて一安心する紫龍みたい。(サービス文章)(おいおい)
その証拠にマナコに耳男が夜長姫のことをしゃべり、 それは恋だよという話しになる場面があるのですが、 なんだか違和感を感じます。 だって、本当に好きって感じがしないから。
深津さんは「半神」のシュラ(本当にそういう名前なんだって) がキュートなだけに、もったいなあと思いました。 でも、前回をまるで観てない方には概ね好評なのでOKですね。
余談ながら、福山まさはると間違えたことのある(好きなくせに) (でも、似ているんだよ)(笑) 入江(雅人)がいつもと違ってシャープな演技をしていたので、 ちょっとくらっと、きました。
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