母が珍しく見ると騒いでいたので会社の先輩も 誘ってカンゲキ。つーか皆お目当てが違うけど。
母→浅岡ルリ子 私→斉藤由貴、蟹江敬三 +山田和也の演出補と久世光彦(演出曲本) イズミセンパイ→加納和幸、若松武
サテ、結果はどん。
「憎いあんちきしょうは紺屋のおろく」という 北原白秋の詩をインスパイヤして、久世光彦が 作ったものだそうです。イキでしゃなり、しゃなり歩いて、 男を手玉に取っているくせに、惚れた男に一途で、 しょーもないオヤジのために遊女になっちゃう、 浅岡ルリ子が主人公なんだけど、なんか特別出演 って感じで、、、兎に角、出てこない。(笑) 一幕はさておく、二幕は美味しいトコロをさらいにしか 来ない。そして、水戸黄門のように話をまとめる。 遊女のくせに惚れた男(蟹江敬三)しか客を取ってないし。 (いや、それしか場面が無いから)(でも、売れっ子)
惚れた男も甲斐性なしなので、 冬の夜空に五尺玉の大きな花火を打ち上げてやるぜと、 宣言したら、ふつーは仕事、終わるまで来ないわよね。 彼女のトコロ。没頭するよね、仕事に。なのに 何事もなかったように、二人でいちゃいちゃしているさ。 可愛いんだけど、まー、甲斐性なし。
代わりに話を引っ張っているのが、斉藤由貴。 松山弁がカワイイ。おっとりしたしゃべり方にあってる。 そして、由貴ちゃんが惚れた男が これまたぼんぼんで勘当されちゃって、 女装で反物売るしかないけど、儲からない甲斐性なし。 しかも尻に引かれている。久世光彦の趣味丸出し。 (おそらく、そうだと思う)
とかなんとか書いていると面白くなかったかと 云われると、面白かったんだけど・・・、 というか、好きなんだけど。
装置もからくり屋敷のようですごく楽しかった。 でも、ハハに「浅岡ルリ子が出ない・・・」と、 云われてしまうのも、どうかと思うのだが。
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