今夜も(ノ`´)ノミ┻┻ 

2003年04月23日(水) ■オイル

野田秀樹で松たか子という、
私的にはこの上も無くそそられる、
それが故にちょっぴり見るのが怖かったお芝居。

ちなみに、不安の原因は、大丈夫かしら?たか子。
(何様だよ)
でも、云うほど、心配はしておりませんでした。
N川(観に行きたかったなあ、ハムレット)に
串田和美と組んでいるしさ、
兄貴はシンカンセンだしさー。
ばっちし、ばっちし。

と、根拠がなさげに見て、実はまったく、
根拠がない自信で、コクーンへ向かう私。
ちなみに今回始めて、お友達抜きで、
迷わずコクーンに行けました。つうか、今まで
私が思っていた109は109-2だったのね。。。
芝居見初めて、何年だよとちょっと反省。

さて、肝心の中身はというと、
コレ書いている今は大分、落ち着いてきましたが、
しばらくの間はフラッシュバックが大変でした。
気を抜くと、芝居の台詞が蘇ってくるのよぉー。
大泣きはしないんだけど、ボディブローのように利いてくる。

あのね、ラストの話というか、オチだけ聞くと、
〜そりゃあ、すごいけど、反則というか、
絶対に泣けるよという話故に、書き手としては、
禁じ手にしてしまう所があると思うんだけど、
天才はあえてその領域に踏み込んでいけるし、
そして、松たか子も、その天才にちゃんと応えている
というのが、すごいですね。
台詞に負けてないもん。

でも、見に行くんだったら、
体力と気力が充実してない
とダメ。エネルギーが全部、吸い取られる感じ。
と、いう舞台。脱力感というか。
楽しい所、面白い所、
ぞっとする所、全部あって、でも、テーマは
シンプルな位、たった一つ。
パンフレットをそのまま引用させて頂くと、
「永遠に起こり続けるかもしれない戦争という
ものに呼びかける」寓話。
嗚呼、そうか寓話なんだと改めて思ったわ、今。

だからこそ、
テーマで全てが払拭される話じゃない、
話が見たいのも確かです。

そんなこんなで「贋作罪と罰」
たか子でやってくれないかなあ。
ミュージカルにしている場合じゃ
ないだろう〜頼むよ。


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