今夜も(ノ`´)ノミ┻┻ 

2005年01月29日(土) ■城

3時間45分(休息20分位)の芝居は、
すでに体力勝負。いや、気力かもしんない。
不条理がこれでもか、これでもかとこてこてに描かれています。

カフカの文章がスライドに投影されたのが、
場の転換ごと(確か)に投影され、さらなる迷宮の道標

ともかく、わー、どうなっちゃうんだって、引き込まれ、
良い意味でも、悪い意味でも、次の瞬間、裏切られぱなし。

簡単な粗筋は、
なぞの男が村の宿に来る。
だが、その村はそびえ立つ城の支配下に置かれていて、
よそ者は城の許可が無いと入れない。
男は城からの測量技師だと名乗る。
城からも、そうだからと、滞在の許可が得られる。

そして、村に滞在することになった男はイロイロこと
巻き込まれたり、巻き込んだりするんだけど、
なぜか、城には行くことが出来ないという物語。

えーと、読んでも意味が判らないと思いますが、
パンフレットもこの程度のことしか書いてないので、
ワタシも芝居に挑みましたし、なんといおうか、
この物語に、筋なんて、あんまり重要ではないので!
だって、不条理ですから(笑)

ともかく長い!
退屈はさせない芝居なのですが、
音楽と美術の効果もあります。秀逸でした

特に装置。
高い剥き出しの天井、ぎりぎりまで作った(3F分)
鉄鋼みたいな、装置を縦横無尽に動き回っているのを見ていると、
それだけで、何か楽しくなる(芝居とは別な所なのですが)

そして、たえず降りしきる雪、雪、ゆき
降った後の舞台の白。
落ちモノ←(別に見ながらそう思ったのではないけど、
今はその表現が適当なので(笑))っていいなあと、うっとりしつつ、
そして、最後の不条理が。どかんと。

カフカ未完の作品と云うことで、ラストをどうするのかと思っていたら、

その台詞で終わりかいっという、ちょっと予想した←(笑)
エンドマークで唐突に幕を閉じます。

黄門様の印籠のような台詞なので、
3時間45分後じゃなくても、2時間過ぎた辺りなら、
いつでも投入OKな感じなのですが、

おおと、納得する為には、
やはりこれだけの時間が必要なのかもしれない。

それが迷宮。そして、不条理←きっと認識間違ってる(笑)




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