今夜も(ノ`´)ノミ┻┻ 

2005年12月24日(土) ■エビ大王

7人の娘を持ちながらも、世継ぎが生まれない王様が、
臨終の間近、死神から聞かされるムスコが生まれぬ理由。

死神とたくみに取引をし、ムスコが生まれるまでの命を手に入れた
王の代償は、一日30人のたみくさの命。
7番目の姫を捨てた呪いにより、世継ぎを望めぬ王の、
たった一人男子を産める女は、

「父親に捨てられ、夫に捨てられ、息子にも捨てられた女」

女が全ての条件をみたした時に、解き明かされる衝撃の真実とは?

てな感じの、一国盛衰記(笑)韓国の神話を基にした韓国戯曲。

オディプス王とか、云っていた人もいましたが、
私は、リア王とか、思いました。

なんつうか、7番目のムスメが見つからなくては、
ノロイが解けなくて、子作りしても意味ないのに、後宮おったて、
「処女差し出せ〜」とか、やっちまう所なんて、

全て、老いがなせるワザとしか思えん!!!!

子息というか、血筋に拘る所は、万国共通かなと思いつつ、
それでも、やはり血が濃いというか、端々に熱い民族を
感じるから、韓国の戯曲をやる意味があるんだなあと、思うのですが、

反面、タイトルになっている「エビ大王」のエビは、韓国では判りやすい意味が
あるのでしょうが、日本では、やっぱエビっすから、単に。
この辺り、もうちょっときっちり、説明が欲しいような。←聞いてないだけか。

まー、でもそんなことより、肝心なのは、その筧さんが、命に妄執する
老王に見えないという。。。。。。。。。。。。。。。。。

いや、老王というのは私の勝手な思い込みなのですが、
あの筧さんが動き回らないのは、きっと老人だからでは、ないかなあと。
そうすっと、演出をもっと、重厚にねちょっとやって欲しかったな。

あの方、みたいに!
つうか、あの方、好きそうとか思ったよ。(笑)

ぶっちゃけたハナシ、たみくさを倍々で殺していって、やっと手にいれた
運命の女が、漸く巡り会った実の娘だからといって、やらずに死を選んだ
感動的な再会も、ヒロインといい、全体的な軽めの印象も手伝って、

やらなかったんだー、あー、最後の良識は残っていたんだー、で、
終わってしまったのですよ。

やっぱりなー、筧さんは動き回らないと、いかんよ。

収穫は、佐藤さんが、思っていたよりは全然良かったというか、
見直したというか、今までゴメンね。
個人的には6番目のヒメが好きです。

所でラストは正直者は幸せになりましたは、お約束なのでしょうかね、やっぱり。


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